2016年06月30日
江戸切子 粋も刻まれてる
「江戸切子の店 華硝(はなしょう)」の日本橋店が2016年6月17日、東京・日本橋に開店した。
江戸切子の展示販売のほか、切子(カットグラス)を体験できるスペースもある。都内唯一の地酒メーカー・小山酒造などと共同でセミナーなども開く。「日本文化の発信」する考えから、近隣の事業者らと共同で日本橋の文化をテーマにした観光事業にも力を入れていく。
江戸切子(えどきりこ)
水のみコップや杯(さかずき)など、透明色や、青や深い赤色などを「被せた」生地に、着物などに見られる日本的な模様を刻んだガラス器などをいう。
江戸切子は1834年(天保5年)に加賀谷久兵衛が金剛砂を用いてガラスに彫刻で紋様を施したのが始まりといわれている。もともと、日本橋大伝馬町が発祥の地といわれてきたが、生産の拠点は江東区や江戸川区の隅田川の向こう側へと移った。
同店の関係者は「日本の江戸文化を継承する伝統的工芸品のはずなのに、江戸になくなっていました。ようやく江戸切子発祥の地、日本橋に江戸切子を復活させることができました」と話している。
江戸切子の店華硝 日本橋店 http://www.edokiriko.co.jp/project/nihonbashi/1026/
〒103-0023 東京都中央区日本橋3-6-5
tel:03-6661-2781
亀戸本店 http://www.edokiriko.co.jp/
〒136-0071 東京都江東区亀戸3-49-21
tel:03-3682-2321