果肉たっぷりジューサー、手で揉むだけ
「ほんわかテレビ」で 小久保工業所の手もみジューサー
イチゴやバナナなど、果物と牛乳をシリコン袋に入れて30秒ほど手で揉むと、果肉や繊維質がたっぷりのジュースが味わえる。
小久保工業所(和歌山県海南市)が発売から1年で60万個超を売った「手もみジューサー」が2016年2月12日放送の読売テレビの情報バラエティー番組「大阪ほんわかテレビ」で紹介された。
番組では取材の女性が切り分けたイチゴとバナナ、牛乳を入れて30秒ほど手で揉んだ後、ひと口を含み、「果実と牛乳が絶妙な混ざり具合。果実がつぶれ過ぎてない」と感想。
シリコン袋の内側には台形状の突起が110個ある。この突起が手で揉んでもつぶれていない果肉を含んだュースを作る。
「電動ミキサーは果物の繊維を断ち切ってしまうが、手揉みジューサーならつぶれていない果肉が残り、独特の食感が楽しめます」(小久保好章同社社長、写真左の人)。
「家庭用品の業界で10万個売れればヒット商品」と、小久保社長は手軽に作れる手もみジューサーの超ヒットぶりを言う。
この商品は、過去にもテレビ番組の「ヒルナンデス!」「スメステーション」などでも紹介されきたことから、昨年、宝島社がレシピ本『手もみジューサーレシピ』(松尾みゆき著)を発刊。ジュースのほか、ジェラードやスープなど、80種類を掲載している。
同社について番組では、「暮らしのアイデア商品を企画製造。100円ショップ雑貨店に販売」と、紹介したが、「製品ジャンルに関係なく、次世代型企業。製造業から創造業」を標榜しているメーカーで、天然成分の除虫菊(蚊取り線香)メーカーなどを傘下にしている。
株式会社小久保工業所 http://kokubo.co.jp/
和歌山県海南市野上新 201-9
電話073-487-1811