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2025年12月28日

6⃣座談会 家庭用品関係者7人が語る【2026年】

■2026年はこうします
■提案力の錬磨

 

橋本 なかでも卸売事業は多様なニーズに合わせた商品企画や提案、デジタルサイネージを活用した売り場のデジタル化対策提案など、「情報付加価値の高い卸売業」へ転換すべく注力です。POSデータの活用と同時に、データ会社などからデータ・情報も収集、独自の分析加工によって提案力の錬磨などに取り組んでいるところです。

ものづくり事業では、既存の領域を超える商品は新会社「LIV PLUS(リブプラス)」が担い、ターゲットに合わせた高付加価値の商品開発や販売チャネルを切り開いていきます。 LIVPLUSとして新ブランドも立ち上がり、今後、ブランド認知を広げ、様々な展示会などにも出展をしていきます。2025年11月下旬、韓国で開催のギフトショーにも初出展をしました。

 

■新製品・海外・品質強化

廣野 天馬は次年度が4次中期経営計画の最終年度です。日用品事業は厳しい見通しですが、新製品開発と海外展開、品質強化に力を注いでいきます。

新製品開発や製造現場の生産性の改善など投資を進めていくためにも今回の非公開化によって改革スピードを上げていけると考えております。

今後日用品事業については、リアル店舗とEC市場のそれぞれ両面で特化した新製品開発を進めていきます。

新製品開発ではまったく新しいゼロからの開発するにあたって、いろんな会社との協業や、プラスチック加工メーカーに限らず、ほかの業界とも何かやれることがないか、一緒にやりませんかと、今、お声掛けをしています。

 

■キーアカウントへの取り組み

鴻池 スケーターは今期、中期経営計画=5カ年計画を作成しました。その中で、当社にとってキーアカウントになるより重要な得意先へは個別の取り組み、具体策を策定し、それぞれの販売店に合った対策を行っていこうと考えています。

 

■事業継承へ後押しも

猪又 協力工場さんの経営者も2代目、3代目に交代されています。これから継がれる方たちが、「親父の仕事も悪くはないな」と、事業を跡継ぎできるような環境づくりにもお手伝いをしていきたいと考えております。

「親父、しんどい目をしているな」と受け止められれば、最悪事業所の閉鎖、商品供給の途絶、商品そのものが消滅してしまう。こうした状況に陥らないよう、事業承継への後押しもイノマタ化学の使命の1つだと考えています。

 

■ブランドの強化へ

山中 ピーコック魔法瓶工業では中国の生産比率が8割です。円安によるコスト上昇を価格転嫁するのはかなり難しいです。その中で、お客様に選んでいただける商品・ブランドへの取り組みを推進していきたいと考えます。このために、ピーコックらしさを追求してそれに見合う商品を開発し、さらにピーコックブランドをお客様に感じ取っていただけるよう発信もしていきます。このことで、できるだけ価格競争に巻き込まれない経営体質を築きたいと考えます。

 

■個別宅配の物流

中村 アピデは人に代わってロボットが自動入力などの代行作業をするRPA(ソフトウェアロボットがPC上の定型業務を自動化する技術)を導入しています。人員削減の効果があります。さらなる活用をとして、AI活用と並行して導入の検討をしていきます。人にはAIでできない創造的な仕事をやってほしい。

3年前から各営業店の適正化を進めています。営業事務の集約化・効率化、営業事務要員のいない営業店の実現化です。

物流の効率化では埼玉県八潮市、大阪府寝屋川市、滋賀県米原市の3拠点を、26年3月をめどに2カ所に集約します。BtoC・個別宅配対応の物流です。滋賀中央物流センターに個配専用の物流ラインを新設していきます。物流の機械化はいったん導入すると維持費も必要です。機械化と人力との兼ね合いはとても重要な決断です。

 

■強い商品と営業の構築

池永 2026年の予測がつきづらいのが本音です。我々の商材に手を伸ばして頂けるのか。絶えず不安ではありますが、25年よりかは政府の改革も進むと仮定し僅かながらでも消費の上向きに期待を持っています。池永鉄工は、そこに立ち向かう準備と人材育成と組織作りを今行っていないと駄目だと思っています。如何なる時も行動と改革と分析をしっかり行い道を築いていかないと厳しいと感じています。今期中には新しいブランド・商品の立上げを実行し今までにない商材の開発、将来の経営の柱の一つになる業態の開拓を行い、強い商品を有ししっかり営業できる組織の構築を行いたいと思っています。

(終わり)