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2024年01月12日

象印マホービン、834億円(1.2%増) 23年11月期


営業利益は7.2%増
象印マホービンの2023年11月期の連結業績は、連結売上高は前年実績より96億円増の834億9400万円(前年同期比1・2%増)だった。価格競争力の強化や円安が起因となり、輸入コスト増と価格転嫁で営業利益は50億円(同7・2%増)となった。

調理家電製品は前年を下回りまわったが、リビング製品や生活家電製品は順調。国内売上高は523億円(同2・1%減)、海外売上高は311億円(同7・1%増)で、構成比は37・3%、北米や東南アジアが好調に推移した。

①調理家電製品 調理家電製品の売上高は、586億円(同0・6%減)。国内では、炊飯ジャーはマイコンと圧力IH炊飯ジャーの苦戦で、前年実績を下回った。電気ポットは低調な半面、電気ケトルは好調。新規カテゴリーのオーブンレンジ「エブリノ」は売上増加に寄与したものの、電気調理器具では、市場の縮小が続くホットプレートやオーブントースターなどが低調だった。

海外では、中国や東南アジアで電気ポットなどが低調。北米と東南アジアで炊飯ジャーが好調で、全体では前年実績を上回った。

②リビング製品 リビング製品の売上高は176億円(同3・7%増)。国内では、ステンレススープジャーやステンレスポットは好調な半面、ステンレスボトルが低調。

海外では、北米は低調だったが、台湾や東南アジア、韓国でステンレス製品が好調。

③生活家電製品 生活家電製品は、50億円(同10・5%増)。 国内では、加湿器や食器乾燥器などが低調。海外では韓国で加湿器が好調だった。