2015年01月17日
西プラ製品工業協会が年始会
原油安・円安など、好機逃さず
西日本プラスチック製品工業協会の年始会が1月16日、大阪市内のシティプラザ大阪で開かれ、関係者ら220人が集まった。
プラスチック製品の主な原料となる原油の価格が昨年後半から急速に下がり始めたのをはじめ、アベノミクス効果がマクロ経済に徐々に波及していることから、関係者の表情は久々に明るく映り、「良い年になりそう」という声がもれてきた。
懇親会では近畿経済産業局産業部の須山稔部長や大阪府商工労働部中小企業支援室ものづくり支援課の矢野貴朗統括主査があいさつした。
これより先、恒例の講演会では、神戸学院大学の江頭寛昭教授が「中小企業を取り巻く環境経営、今年の見通し」をテーマに講演した。
【原直宏会長あいさつ】
円安に加えて、原油価格の下がってきたことから、これまで負とされてきた問題や課題点など、今年、解消されていくでしょう。
順調に推移した昨年に引き続き、今年は景気が良くなるように思う。大企業の国内生産への回帰によって、われわれの仕事量も増えると考えている。さらにはアベノミクスの増勢に乗って成長していきたい。
協会会員への提案ではコミュニケーションとネットワークの活用、会員各位の力を組み合わせることで充実した年にしていきたい。
【川嵜貞藏・全日本プラスチック製品工業連合会会長、乾杯発声】
昨年末の選挙を経たことで現政権の基盤はより安定化し、中小企業の振興策にも弾みがつくでしょう。原油価格の下落、円安を念頭に置いた大企業は国内生産に軸足を移すなどの機運が高まっている。これらも景気好転の要素になろう。