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2016年07月31日

【インタビュー】 奥村好信・オクムラ社長

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   奥村好信社長

 新規商材に掘り起こしに力入れる
 ――「2016 オクムラ  オータムフェア」、出展社数が増えました。
 奥村
 業務提携したシンエイ(堺市)を2016年9月1日付、大阪営業所として発足します。ドラッグストアとの取引が多かったことから、海南産地の雑貨メーカーらが増え、このほか、オクムラ本体でも独自カラーを着ける方針もあって雑貨系メーカーの出展が増えました。一部、新規取引先の関係もあってメーカーが増えています。

 ――今期売上高予想は60億円でした。
 奥村
 上期を2ケタ増進で折り返し、通期は63億円程度に上方修正しています。
 京都本社が伸ばしたのをはじめ、東京支店は新規取引によって30%~40%増でした。北陸営業所も北陸新幹線開通などが要因で定番商品が増えた分、業績アップにつながり、名古屋営業所も予算額をクリアしました。

 ――下期の課題は。
 奥村
 ヤマカ(神戸市)を含めてオクムラ・グループの営業展開が広域になり、問題課題なども一層多様になってきました。このため、管理部門社員の充実化も並行して投入して、万全に備えたい。

 下期に向けて、引き続き新規開拓に取り組みながら、新規商材の掘り起こしに力を入れていきます。
 既存分野に止まらず、市場が求めているものに小回りを利かせるフットワークは大事で、取引先から「信頼され、必要とされる問屋」を目指して進めていきます。
(2016年7月27日と28日、京都市内のパルスプラザで開かれた「2016 オクムラ  オータムフェア」の会場で)