2016年08月29日
【インタビュー】 スケーター社長・鴻池良一氏
「構造改革、2~3年めどに」 鴻池良一・スケーター社長
商品が有り余っているという中で、消費者は自分の趣味趣向に合ったものに価値を見出しています。それに見合った的確で素早い対応をすれば大きな成功が見られるでしょう。今回の内見会はそうした考えで臨みました。
メーカーは消費者にとって価値のある商品を提供することが一層大事になっています。両者にとって「ウイン・ウイン」であるようなモノ作りとして、デザイン・モノ作り・販売の3要素に取り組んでいます。
デザイン戦略ではオリジナルデザインを大事。比較的少なかったメンズを強化する一方、主力のレディース、ベーシック、キッズ、ベビーを想定してそれぞれに新商品を投入しました。
版権使用の制限が付くキャラクター商品にない広範囲なメリットを提供できると考えています。
現在、インショップ形式による販売もかなり増えてきました。一定の売り場を占有させていただく形でスケーターの商品を特集する。全国で常時、100店舗程度で展開中です。大手GMSなどは20~30店舗ごとに展開しながら系列店へと持ち回りされている。
当社の販売構成比率はキャラクターが65%を占めており、150のキャラクターを扱っている。今回発表の新アイテムは900SKUに上ります。
客層、年齢、性別、TPOなどを考慮して商品をそろえていくとかなりの在庫負担となります。
販路別に商品を投入するため、在庫の負担が大きい。待ったなし課題ですが、2年~3年後をめどとした構造改革に取り組んでいます。
(2016年8月24日~26日、大阪市内で開かれた新製品内見会会場でインタビュー)