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2016年05月28日

川崎德太郎・OSK社長 インタビュー 2016年5月

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   川崎德太郎・OSK社長

 多様な売り場反映
 5月開催した恒例の商談会。今回のキャラクター商品と違い、大人向けランチボックスの新商品シリーズを発表した。日ごろ、「メーカーは製造も大事だが、同じくらい企画も大事」という川崎德太郎・オーエスケー社長。2016年後半モデルシリーズの持つ意味について聴いた。

    ◎
 今回の新製品はキャラクター商品と違うが、ランチボックスの総合メーカーを目指しており、そのための第一歩。

 売り場は多様なのに提供する商品が同じでは優位に立つことは難しい。それぞれの売り場特性に合った適材適所の商品が必要です。

 効率性は多少そがれても、多様な売り場に合った鮮度のある商品を提供していきたい。

 量販店に向けたキャラクター商品の開発は今までどおりしっかり継続していきます。

 「メーカーにとって商品開発がすべて」という考えは全社的に行き渡っており、いきなり企画案が出てきたわけではない。商品化戦略の決定、それに基づいたコンセプトなども日常的に打ち合わせを重ねたなかから、打ち出したもの。

 プラスチック専門メーカーとしての既定の路線では物足りなかったものを埋めるため、ステンレスボトルやランチジャー、スープジャーなど、プラスチック以外にも広げた。

 これからは新しい一面を積極的に打ち出し、未着手だった販路の開発も進めていきます。

 メーカーの営業担当者として質的なレベルをもっと上げ、提案型営業を進めていきたい。このため、プラスチック成形技能士2級の資格を持つ営業担当者は現在、8割を占めている。総務担当の社員なども含めて勉強会を開いている。

 メーカーにとっては製造も大事だが、商品開発も同等に大切。常時ヒットを期するには人材やそのほかにも投資が必要です。

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