2017年02月02日
サーモス、クックベッセルのケトル事業を譲受へ
サーモス(東京都)は2017年4月1日、クックベッセル株式会社のケトル事業の一部を譲り受けする。
クックベッセルは国内初の笛吹きケトルを発売するなど、ケトルメーカーの老舗。本社は栃木県足利市羽刈町576-3。創業1951年、資本金は5000万円。
1969年、国内初の笛吹きケトルを開発したのをはじめ、2007年度のGマーク選定、2008年「感性kansei -Japan Design Exhibition」展示選定されるなど、グッドデザインを作り出すメーカー。現在、百貨店を主な販路としている。
サーモスはスポーツボトル、ケータイマグなどの携帯用魔法びん、スープジャー、フレッシュランチボックスなどの弁当箱、卓上用の真空断熱タンブラーなどの事業強化に取り組んでいる。
2015年、フィリピンにステンレス製魔法びん新工場が稼働。中国2工場、マレーシア1工場と合わせてサーモスグループ全体の生産は大幅に拡大されている。
2016年6月、代表取締役社長に中條啓一郎氏が就いている。
サーモスの売上高は248億円(2016年3月期)。