川崎二郎・オーエスケー社長 【インタビュー】

川崎二郎・オーエスケー社長
品質高め環境を配慮
自社ブランド商品7に対して、OEM商品は3。主な商品群は弁当箱、食器、保存容器、水筒などです。
2024年末発売の水筒は常温の水・お茶用の保存タイプで、記録的な高温気象の続いた今夏、9月に入っても出荷数が落ちず、台湾など海外市場でも売れ行きが好調でした。
健康面から常温飲料への関心を持つ消費者が一定数あります。秋冬でも一定量の販売が見込めると期待をしています。
気象の高温化現象に沿う商品の企画・開発は当面の課題の1つと言えるでしょう。
少子化現象とはいっても、15歳未満の児童数は1300万人超で、日本の人口の1割を超える比率で存在しており、キャラクター商品も主力分野の1つとしている当社では引き続き、この市場への商品化にも力を入れていきます。
前期(2025年6月期)の業績では、キャラクター商品分野では、「CHIIKAWA」「スヌーピー」「サンリオのキャラクター」などが好調でした。
8月、「大阪・関西万博」に、西日本プラスチック製品工業協会の加盟企業として参加出展しました。高温多湿な環境にも強いバイオプラスチックを使用した、お弁当箱やコップなどの試作品を展示しました。製品を通して、環境に配慮したプラスチックの存在を知るきっかけを提供出来たと考えています。
当社が保有している金型を有効活用して、世代が若いほどSDGsなど環境問題への関心が、ほかの世代よりも強いことから、これからの普及の追い風になると考えています。
バイオマス商品は、前期売上の7%を占める実績があり、今後、構成比を高めていきます。
製造コストの上昇影響に例外はなく、協力会社との経費増のほか、当社では射出成型技能士の育成など技術力の底上げなども念頭に置きながら人件費増を織り込むなど、中長期的に取り組んでいます。
社長に就任した際、強く意識したのは、「会社の継続と発展は全社員一丸で」「独断専行からは強い力は引き出せない」と考えています。
川崎二郎社長は、1987年、大学卒業と同時に入社。その3年前から当社でアルバイトをしてきました。その後、工場での外注管理をはじめ、大阪本社、東京営業所での営業やOEM、岡山工場での製造工場長、外国人従業員の採用、ISO認証、役員就任では常務として本社勤務など、製造・営業の両面を担ってきました。1962年生まれ。