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2025年12月28日

1⃣ 座談会 家庭用品関係者7人が語る【2026年】

リビングタイムス主催
問屋・メーカー代表者7人が語る

 

ご出席の皆さま 発言順・敬称略

  • 橋本謹也
    中山福株式会社社長
  • 廣野裕彦
    天馬株式会社副会長
  • 鴻池総一郎
    スケーター株式会社社長
  • 池永一雄
    池永鉄工株式会社社長
  • 猪又晃晴
    イノマタ化学株式会社社長
  • 山中千佳
    ピーコック魔法瓶工業株式会社社長
  • 中村雅昭
    アピデ株式会社社長

(リビングタイムス主催の座談会は2025年11月25日、大阪市内のホテルで開催)

円安、物価高、少子・高齢・人口減、機構の熱帯化、災害の多発、新たに対中国外交の不安が加わり、取り巻く環境は依然、厳しいまま。こうした中、関連の業界関係者はどうとらえているのか、何を課題に2026年に臨もうとしているのか。それぞれの自社の事例を挙げながら話してもらった。

 

 

座談会 家庭用品関係者7人が語る【2026年】紙面はこちら

 

 

■2025年を振り返る
流通再編、人手不足、非公開化、代替わりも変化する主要販路

 


橋本 2025年は雇用・所得環境の改善、インバウンド需要の増加等を背景として、緩やかな回復傾向がみられました。しかし、不安定な国際情勢の影響、原材料価格やエネルギー価格の高止まり、物価上昇等による消費者の節約志向が継続しており、依然として経済の先行きは不透明な状況が続いています。
中山福グループにおいても、取引先が属する業界の再編(2025年5月にDCMホールディングス(株)と(株)エンチョーの経営統合、7月に(株)トライアルホールディングスによる(株)西友の子会社化、10月にコーナン商事(株)による(株)ホームセンターみつわの連結子会社化)や、原材料価格・エネルギー価格の高止まりに加えて、人手不足に伴う人件費の上昇等、経営環境は厳しい状況が続いています。

 

 


廣野 天馬は2025年8月半ば、株式の非公開化をおこないました。代表取締役社長には創業者の一人である金田保彦家の孫にあたる金田宏が就き、取締役会長には元代表取締役会長で宏の父・金田保一が、代表取締役副会長には私が就任しました。
非公開化ついては、以前より検討しておりましたが、実現化には創業家の協力を得なければできませんでした。
2024年9月、金田宏より経営陣が自社の株式を買い取り、経営権をすべて取得するM&Aの手法MBOによって非公開化する提案を受けました。

 

 


鴻池 スケーターは前期物流センターを開設しました。Eコマースの強化との連動を狙った投資の一環です。
2017年から私が代表取締役社長に就任し、そこから、当社は2代表制を取っていましたが、今期からは代表取締役を一人体制とし、スケーターの代表取締役は社長の私1人としました。

 

 


池永 気候変化だけではなく家族団らんでの食事機会が少なくなり、秋冬も短く暖冬でお鍋の販売時期が短く、池永鉄工では業務用は別として売上が取れなくなりました。家庭で調理する機会が減ったのも一因ですが 売場も縮小されています。従いまして災害・防災関連、その他商材の開発取組を現在進めております。災害ではないかと思いますがクマの問題も深刻です。

 

 


猪又 2024年10月、イノマタ化学の代表取締役に就任しました。1978年、父・欣一が創業し、2代目は父の弟・猪又晶介が就き、私は3代目です。

 

 


山中 ピーコックはボトルの販売比率が約半分を占めています。一方で、市場には中国の工場からの安価なボトルが出回っています。ホームセンターなどの販売のための選択基準は価格のウエイトが高くなっています。機能特徴といった、これまでメーカーが工夫を凝らしてきた付加価値はこうした売り場ではなかなか認めてもらえません。
高い保温保冷性能を追求し、移動携帯に便利なボトルなども提供してきた当社のような専業メーカーにとっても大変厳しい環境にあります。

 

 

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