関西家庭金物家庭用品業者年始互礼会
関西家庭金物家庭用品業者年始互礼会(発起人・大阪府家庭金物卸協同組合・中村健輔理事長)が2024年1月5日、大阪市内のホテルで開かれ、44社・94人が参加出席した。
コロナ禍沈静で3年ぶり平時に戻ったものの、物価高で止まらない値上げを引きずったまま年が明けた途端、元日の能登半島地震、2日の羽田空港での航空機事故が発生。発起人代表の中村氏をはじめ、プラスチック、魔法瓶業界の代表2人も被災や事故に触れる一方、辰年にあやかった願いをあいさつの中に込めた。
発起人代表あいさつ
中村健輔・大阪府家庭金物卸協同組合理事長
ここ1年の間、周辺の企業では「販売先が5%超減った」する報告もあります。そうした中、商品の開発と販路の新規開拓など、新たな事業展開などの挑戦が大切。
今年、北陸新幹線延伸をはじめ、大阪駅前の新たなビルの開業、フランス・パリでのオリンピック・パラリンピック開催などが予定されています。関西・大阪万博も開幕まで500日を切った。
幸運を呼ぶ、景気の良い年といわれてきた辰年。私たちの業界がより成長できるよう願っています。
岩﨑能久・日本プラスチック日用品工業組合理事長=乾杯発声
プラスチック関連業界の3課題として――脱炭素社会・SDGsへの取り組みには、サトウキビやトウモロコシなど植物由来原料の活用があります。
2つ目のDX(デジタルトランス・フォーメーション)では、デジタル技術の活用によって伝統的な技術や人手不足の解消などへの応用が挙げられます。
3つ目はサプライチェーンの活用です。こうした事業をテコに辰年の上昇気流に乗っていけるよう祈念しています。
市川典男・全国魔法瓶工業組合理事長=万歳三唱
私が生まれた1958年は第二次世界大戦が終わってから13年後、復興盛んな頃で、東京タワーが完成。6年後には東京オリンピックが開催。その後、大阪万博が開催されるなど、日本が経済大国へと進みました。
能登地震の復興も順調に進み、経済発展へと拡散するための初年であるよう願います。それには平和であることが前提条件でしょう。