ドラッグストア、2018年度市場規模6.4兆円
2019年3月 販売額5.7%増
経済産業省がまとめた2019年3月のドラッグストアの販売額は前年の同じ月に比べて5.7%増えて5570億円だった。店舗数は130店舗増えて1万5878店舗。
9部門のうち、「家庭用品・日用消耗品・ペット用品」の販売額は前年同月比7.2%増の800億円で、伸び率は当期中もっとも高かった。
主な地域では「関東」が5.6%増の2407億円(6816店舗)、「中部」6.5%増の679億円(1956店舗)、「近畿」4.4%増(2350店舗)の844億円だった。
ドラッグストア市場規模 6兆4000億円5.3%成長
2018年度のドラッグストア市場規模は6兆4401億円、成長率5.3%だった。店舗の増加は802店舗。ドラッグストア関連の業界団体が唱えている10兆円産業には道半ばだが、既存業態が低迷している小売業の中では超優良な業界、業態といえる。通販小売業は高成長だが、ガリバー企業による寡占化があるのとは対照的だ。
また、3兆円台で2017年度を境に下降線をたどろうとするホームセンターとの対比も一層鮮明になってくる。
家庭用品を含む「家庭用品・日用消耗品・ペット用品」部門の成長は4.7%で前年度と同じ値だった。
成長率を主要地域でみると、「関東」は4.9%、「中部」6.1%、「近畿」6.1%だった。
【ドラッグストアの商品分類】
▽家庭用品=バス・トイレ・キッチン用品、ファブリック、なべ、かま、キッチン用刃物、食器、卓上用品、清掃用品、包装用品、保安防災、避難用具等。
▽日用消耗品=住まいの洗剤、防虫剤、トイレットペーパー、芳香剤、食器洗剤、ティッシュペーパー等。
▽ペット用品=ペットフード、ペット用装飾品、ペット用医薬品、ペット用シャンプー、ペット用シーツ等。