2024年度国内EC市場規模 26.1兆円 10.5増 【1】

経済産業省調べ
国内電子商取引市場規模(BtoC及びBtoB)
2024年の日本国内のBtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模は、26・1兆円(前年24・8兆円、前々年22・7兆円、前年比5・1%増)に拡大している。
24年の日本国内のBtoB-EC(企業間電子商取引)市場規模は514・4兆円(前年465・2兆円、前々年420・2兆円、前年比10・6%増)に増加した。
また、EC化率は、BtoC-ECで9・8%(前年比0・4ポイント増)、BtoB-ECで43・1%(前年比3・1ポイント増)と増加傾向にあり、商取引の電子化が引き続き進展している。
物販系分野
物販系分野のBtoC-EC市場規模の内訳は、「食品、(3)日本・米国・中国の3か国間における越境電子商取引の市場規模
24年、日本・米国・中国の3か国間での越境ECの市場規模は、いずれの国の間でも増加した。中国消費者による日本事業者からの越境EC購入額は2兆6372億円(前年比8・5%増)、米国事業者からの越境EC購入額は3兆1397億円(前年比6・0%増)であり、昨年に引き続き増加している。
「飲料、酒類」(3兆1163億円)、「生活家電・AV機器・PC・周辺機器等」(2兆7443億円)、「衣類・服装雑貨等」(2兆7980億円)、「生活雑貨、家具、インテリア」(2兆5616億円)の割合が大きく、これらの上位4カテゴリーが2兆円を超過している。
EC化率は、「書籍、映像・音楽ソフト」(56・45%)、「生活家電、AV機器、PC・周辺機器等」(43・03%)、「生活雑貨、家具、インテリア」(32・58%)で高い値となっている。
国内電子商取引市場規模(CtoC)
近年、ECチャネルの一つとして個人間EC(CtoC-EC)が急速に拡大していることを踏まえ、2016年から、CtoC-EC市場規模推計を実施している。
24年のCtoC-ECの市場規模は2兆5269億円(前年比1・82%増)と推計した。