2018年01月30日
営業開発 石川・中山福社長【インタビュー】
石川宣博・中山福社長
営業開発チーム立ち上げ
売り場の刷新が進んでいないのは小売業だけでなく、われわれ卸の責任でもあります。
反省点の1つは商談先がキッチンのバイヤーだけに止まっていること。同じ得意先でも違う売り場を作っていくことも大事で、これができていない。新しい売り場を、売り先を変えていく発想が求められています。新規メーカーの開発も同様です。
難しい状況を進めていくのに特段の妙手があるとは思えません。ウルトラCはありません。
昨年(2017年)10月、営業開発チームを全支店規模で立ち上げました。新規の取引先、新しい分野に切り込んでいく部隊として発足しました。同時に、出先の全支店を束ねる部署も東京本社に立ち上げています。情報や動きを有機的に動かせる働きも大事です。
市場規模の縮小度合いに連動して、今ある営業の体力の1割くらいを注いでいきます。発足から実質2カ月程度ですが、すでに新しい取引先も動き始まり、結実している事案もある。スピーディーに収穫できる1年にしたい。
(2018年1月5日、大阪市内で開かれた関西家庭金物家庭用品業者年始互礼会で)