2023年05月17日
中山福 2023年3月期連結決算
売上高398億円(6・6%減)
中山福の2023年3月期の連結業績は売上高398億円(前年同期比6・6%減)だった。原価高騰には価格転嫁を進めた一方、粗利率を前年同期水準に維持した。人件費や物流費が高止まりによって営業利益1億1500万円(同79・1%減)となった。
期中、東関東支店の新倉庫の稼働、関東~東北エリアでの物流ネットワークの見直し、全国の物流拠点での人材配置などで、物流費の高騰の影響を抑えた。営業面では、仕入価格の値上がりに伴う販売価格を見直した。
「調理用品」は、フライパン、鍋、包丁等を中心に135億7200万円(前年同期比13・0%減)。「行楽・レジャー用品」は、ボトル・タンブラー、レジャー用品、ランチボックス等を中心に83億4800万円(前年同期比1・8%増)。
「台所用品」は、台所消耗品、保存容器等を中心に37億5200万円(前年同期比4・8%減)だった。
【今期】 売上高予想は2・8%増の410億円としている。
事業体制の変化に合わせた全国各拠点の効率化等によって物流コストの削減。ものづくり事業では、製造子会社の設備投資等で業績アップとEC事業の拡大をしていく。