【インタビュー】鴻池総一郎・スケーター社長
鴻池総一郎・スケーター社長
2026年2月期、最高益を見込む
キャラクターマーケットは拡大基調で、スケーターへの期待値は高いです。
景気が停滞しているが、物価は上昇というスタグフレーションの状況の中、キャラクター商材の売価は比較的、引き上げやすい。家庭用品業界でもキャラクター商材が注目されているのこうした理由からで、来場者数が増えているのもそれらが一因です。ファンシー雑貨業界やインバウンドも強化しており、新規取引先が増えているようです。
インバウンド需要、ポップアップ関連など強化しています。「売り場は自分たちで開拓、拡張していく」という意気込みで、そこに切り込んで行きやすい、キーホルダーを投入しています。
2026年2月期の業績は過去最高益を見込んでいます。インバウンド需要は引き続き好調で、Eコマースやポップアップ分野も軌道に乗ってきました。新規カテゴリーへの取り組み、新キャラクターの積極的な採用も貢献できるでしょう。
円安はしばらく続くようで、輸出にも力を入れています。欧米での認知度を高めていくことから、ブランドの発信にも取り組んでいます。
ランチジャーやスープジャーを使うレシピ本の出版やSNS発信などが盛んです。具沢山なスープに関心が集まっています。そのキーワードは節約とダイエット、健康で、具沢山であったり、オートミール・おじやなどのランチメニューです。
温活(おんかつ)傾向を受け、夏場でも温かいもの食べることも健康志向にかなう。スープジャー、ランチジャーは共に強化したい。レディース向けの容量はこれまでは350mlでしたが、500mlも作りたい。
商品化のポイントは「必要なもの」だけでなく、「欲しいものを買っていただく」というです。SNSを発信していきます。
(2025年2月19日~21日、スケーター主催の「第20回春季社内展示会」会場でインタビュー)