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2015年02月26日

金物卸・オクムラ 活況見本市

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 オクムラ(京都市)とヤマカ(神戸市)が共催の「2015 スプリングフェア」は2015年2月25日(水)〜26日(木)、京都市内の京都パルスプラザで開かれた。
新規の商材とメーカーの発掘に力を入れてきたことから、出展規模はメーカー84社、101小間へと膨らんだ。

昨年4月の消費税実施をきっかけに景気の腰折れをうかがわせる現象が目立ち、小売業の業績に影響を及ぼしている中、会場はこれまで以上の賑わいを見せた。奥村好信社長は、「しっかり手ごたえを感じている」と、表情を和ませていた。

活況見本市の原動力となったのが、①新規開拓の効果②京都・本社をはじめ、名古屋、北陸のほか、神戸市(ヤマカ)の5つ拠点ごとの販売企画③家庭金物を軸とした商材の充実ぶりなどがあげられる。

会場では、拠点単位の販売企画・提案、国産品の特集、海外観光客に人気の携帯魔法瓶、雑貨系商材を中心とした雑貨コーナー、シルバー関連用品など、販売に役立つ今すぐ導入できる企画を全面に押し出した。
プライベート商品や、加盟している2つの流通グループでのオリジナル商品を加え、厚みのある定番商品の提供という独自色を強めた営業姿勢が功を奏している。

 

【社長インタビュー 奥村 好信社長】

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――見本市の会場は例年以上の活況です。
奥村
 営業支援や商材の充実化など、取引先販売店の業績につながる展開が認められているようで、来場客は東京支店や名古屋営業所など、予定通りに来場しもらえました。

――東京支店がいよいよ稼働です。
奥村
 販売地域が広がればそれぞれの地域に根差した生活の仕方、そこで使われている生活用品や需要期の違いなどを考慮していく発想が大事です。

――販売店のメリットに直結する企画・提案が大事です。
奥村
 もう一歩踏み込んで、全社的には販売精度を高めることがこれまで以上に重要です。ある地域で注目された販売企画であっても全社的に導入できる事例も少なくないことから、情報交換を密にして販売店のメリットを考えていきます。

――海外観光客の動向も見逃せません。
奥村
 本社が京都市にあることから、観光客の増加も追い風で、一般の消費財のほか、高級ホテルの新設などから、業務用厨房関連の動きも良い。キッチン用品や消耗品なども好調です。

――前期の業績はオクムラグループで50億円の大台に載りました。
奥村
 今期業績は、住設事業、ヤマカを含めてオクムラグループ全体で売上高55億円を予定しています。

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オクムラ株式会社
本社:京都市下京区西七条比輪田町3番地  http://www.okumurak.jp/
創業享保年間、250年の歴史がある専門問屋。「古い皮袋に酒を盛る」の気概で、時代に即応した経営。家庭金物をはじめ、多種多様の家庭用品・住設機器を販売。有力ブランドメーカーと安定した取引に恵まれる。オリジナル製品や京ブランドの手造り商品なども扱う。

・主要販売先: PLANT、タテヤマ、大丸ピーコック、ユニ高島屋、大丸、ディオワールド、ニッセン、京都生協、専門店、住設店など

・主要仕入先: タイガー魔法瓶・パール金属・岩谷産業・リンナイ・エレクター・ピーコック魔法瓶工業・トヨトミ・北陸アルミニウム・積水樹脂・タニタ・日本アルミ・ アカオアルミ販売・セブジャパン・リスなど

・主要取扱商品: アルミ製品、プラスチック製品、鉄製品、ステンレス製品、ガス器具、電気小物製品、軽家具、住設製品、雑貨など