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2013年12月14日

南部鉄器 メイド・イン・ジャパン パナソニック 汐留ミュージアム

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   パナソニック 汐留ミュージアム
「メイド・イン・ジャパン南部鉄器―伝統から現代まで、400年の歴史」展
  2014年1月11日(土) 〜3月23日(日)

▼メイド・イン・ジャパン南部鉄器 −伝統から現代まで、400年の歴史− 展http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/14/140111/index.html
▼展示会のみどころhttp://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/14/140111/ex.html
▼パナソニック 汐留ミュージアムhttp://panasonic.co.jp/es/museum/

■ 開催趣旨本展は、約400年間もの間、研鑽を積んできた岩手の伝統的工芸品であり、現代生活に溶け込みつつ現在も新たな美を創造し続けている南部鉄器約80点を紹介する展覧会です。

南部鉄器が、今、注目を集めています。きっかけとなったのは、フランスやベルギーのティーサロンに、海外輸出用に作られたカラフルなティーポットが選ばれたことでした。欧米での人気が国内に還流し、再び、評価されるようになりました。

北欧のデザインを取り入れた作品や、女性釜師ならではのデザイン感覚で制作された作品など、新しい感性による作品が各工房から次々に送り出されています。

東京のデザイナーによる提案も人気作を生んでいます。日本を代表するプロダクトデザイナー柳宗理(1915-2011)が2003年に発表した南部鉄器のキッチンツールは、聖火台や陸橋など都市のスケールに至るまで、鉄のデザインを手がけた柳ならではの不朽の名作といえましょう。

南部鉄器は、現在の岩手県北部を治めていた南部家の藩主 利直公が、盛岡に不来方城を完成させた17世紀半ばにその起源があります。利直公は街づくりや文化振興に努めるなかで、鋳物師や釜師を京都などから招きました。

そして彼らに家禄を与えて召し抱え、仏具や兵具はもちろんのこと、茶道の普及のために茶の湯釜をつくらせたのが起こりです。次第に各大名や江戸へ贈り物として重宝され、南部鉄器は盛岡藩の特産品となりました。

第二次世界大戦中は鉄材資源の統制や職人の徴用により大きな打撃を受けたり、戦後はアルミニウムなど新素材の普及に市場が縮小するなど、近代化の流れの中で浮き沈みを経験しつつも、もうひとつの鋳物のふるさと奥州市水沢地区とともに、1975年には国の「伝統的工芸品」の指定を受けました。

質実剛健でぬくもりの感じられる昔ながらの伝統的技法にこだわりながら、欧米で評価される「メイド・イン・ジャパン」 の南部鉄器――その真価が改めて見直されています。

■企画展概要  
【名称】メイド・イン・ジャパン南部鉄器-伝統から現代まで、400年の歴史展
【会場】パナソニック 汐留ミュージアム東京都港区東新橋1-5-1
パナソニック東京汐留ビル4F
JR 「新橋」駅より徒歩約8分、東京メトロ銀座線・都営浅草線・ゆりかもめ「新橋」駅より徒歩約6分、都営大江戸線「汐留」駅より徒歩約5分会場までのアクセス:http://panasonic.co.jp/es/museum/access/
【会期】2014年1月11日(土)~2014年3月23日(日)
【主催】パナソニック 汐留ミュージアム、朝日新聞社 
【協力】南部鉄器協同組合      
【企画協力】アートプランニングレイ
【後援】港区教育委員会
【休館日】毎週水曜日
【開館時間】午前10時より午後6時まで(ご入館は午後5時30分まで)
【入館料】一般:700円 大学生:500円 中・高校生:200円 小学生以下:無料
65歳以上の方:600円 (年齢のわかるものをご提示ください)
20名以上の団体:各100円引(65歳以上の方は除く)障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで:無料
【担当学芸員】大村理恵子

■イベントに関するお問い合わせ
パナソニック汐留ミュージアムハローダイヤル 03-5777-8600
http://panasonic.co.jp/es/museum/