2017年03月01日
【インタビュー】 石川宣博・中山福社長
問屋業の付加価値とは
問屋業として付加価値のあるものを提供していますが、オリジナル商品だけに力点を置いているわけではありません。消費者ニーズに沿うものをメーカーが開発し、改良することにつなげたい。
マザープラスとの共同企画は引き続き、子育て世代です。今回はそれぞれの商品について、「何がいいのか、どこがいいのか、なぜいいのか」といったオススメする理由に力を入れました。
消費者の感想などがネット販売で紹介されているが、リアル店舗にも活用したい。消費者のナマの声を売り場やPOPに、また、メーカーにはモノ作りに活用してもらえる。
今回初めて一般の主婦に来場を願った。2日間で合計100人弱の主婦の声が直接聞けるので、メーカーにとって絶好のマーケティングの機会ととらえて欲しい。
オリジナルブランドの「ベストコ」は子会社・インターフォルム(神戸市)との共同開発などで商品化が進んでいます。ステンレスボトル・スープ&フードジャー・まな板・ごみペールなどに続いて今回は日本製フライパンを商品化しました。
室内物干し用品なども相当数を商品化し、反響を呼んでいます。
シニア市場を前向きにとらえる小売業は多く、弊社も果敢に取り組んだが、半年の準備期間の中で課題が多いことも分かった。今すぐにでも使ってもらえる商品もあるが、シニアへの訴求がしきれていないと感じた。
先例が見当たらないテーマなのでコンセプトづくりは難しいが、メーカーとの連携を図りながら、今年7月開催の横浜会場や一年後の大阪会場では更に掘り下げた提案をできるようにしたい。
(2017年2月7日~9日、大阪市内のマイドームおおさかで開催の「第128回春季見本市」会場で)