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生活雑貨の業界紙:リビングタイムス
2021年10月09日

SDGs企業が増えてきた

新商品・回収サービスなど
SDGsをテーマとして国や地方の自治体にとどまらず、積極的な取り組み姿勢を見せる企業も増えてきた。今秋、身近な住関連の企業でも増えようとしている。DAISOや京セラがSDGs取り組みをアピールした。

DAISO(大創産業、広島県東広島市)は環境に配慮した取り組みの一環として、2021年9月から環境配慮型商品(ECO商品)を拡充している。

プラスチック製品は環境に配慮した素材への転換が可能なものを順次取り入れていく。植物由来の成分を配合したポリ袋やプラスチックカップ、木材を使わずサトウキビの絞りかすからできる紙皿などのECO商品(現在、約200商品)は2022年春をめどに約2倍に拡充する。

さらにDAISOでは2021年10月からは100%リサイクル原料で、抗菌仕様買い物かごも順次導入している。旗艦店での入れ替えを優先的し、年間で約100~150店への導入を目標にしている。

京セラはマグボトル、タンブラー回収キャンペーンを2021年10月9日~12月19日、実施している。

 対象商品は金属素材のマグボトル、タンブラーで、メーカーは問わず、京セラアウトレットショップ3店舗へ持ち込むと無料で回収してもらえる。その場で京セラ製マグボトル・タンブラーを購入する場合、10%値引きされる。

京セラでは4月に実施したフライパンの回収キャンペーンで、「捨て方がわからないという」消費者らに評価された。

回収可能な京セラ店舗は三井アウトレットパークの「大阪鶴見店」「横浜ベイサイド」「滋賀竜王」の3店舗。