天馬、2020年春向け新商品商談会
新製品投入でシェア拡大へ
天馬(東京都北区)主催の「2019年新製品発表商談会」が2019年9月末~10月18日、東京都北区の同社・本社ビルで開かれている。
新製品の投入が消費者にと流通にもっとも有効な活性化策として――①新しいカテゴリーの提案②デザインやアイデアによる主力の収納用品③「便利」もふんだんに盛り込んだ物干し・洗濯用品など、83アイテム129SKUを発表した。2017年8月開催以来、2年ぶりの商談会となった。
収納用品は組み立て式を増やす一方、簡単な組み立てを会場で実演しながら、誤った組み立てを未然に防ぐ工夫なども凝らした。商品企画をきめ細く、使い勝手を幾層にもめぐらし、SNS拡散も想定するなど、正攻法のメーカー姿勢を強調した。
【フィッツプラス キャビネット】 組み立てやすさ・軽量・湿気対策を4アイテムに盛った。収納のしやすい両開き(キャビネット)を採用。バッグ類など大きなものが収納しやすくなった。棚板の組み合わせも収納ニーズを広げる。フィッツ現行品との相性も良い。キャビネット背面は電気製品のコード、コネクターなどの収納空間もある。
【フィッツプラス ニューカラー】4段引き出し。3色、ごく淡いピンクとブルー、黒。
【Favie スキピタ】黄色系から明るい白(ピュアホワイト)に切り替えて「すっきり度アップ」とコーディネートのしやすさを狙った。SNSによるの投稿も奨励していく。
ストッカー、ワゴン、ボックスの3タイプを組み合わせてサイズ・システム・アレンジなど、小物収納に欠かせない融通性を効かせている。
【Favie すっきり整頓シリーズ】 仕切るケースと仕切るトレー。形や素材など多様な台所用品をすっきり整頓するには収納エリアを3つに分類し、7.5cmと9cmのモジュール提案。フライパンや鍋など鉄・ガラス、缶詰などハードな収納物にも負けない丈夫なABS樹脂を多用。
【モアプラス】 「収納ニーズは6角形の新容器で満たして」のコンセプト。壁掛けやテーブル置き、さらに連結や積み重ねながら「収納を作っていく」。耐荷重は大が3kg、小が1.5kg。赤・黄・青、白・黒・クリア。
【ハコット】 お気に入り小物類収納向け。金属製工具箱に似せたデザイン。赤・黄・緑・青・茶のカラーで「可愛い」感覚を表現。本体PP、持ち手継ぎ手は丈夫なポリカーボネート。
【フィッツワーク】 事務所の机周りのニーズを9つに集約した。組み立て式。
【インテリアボックス】 洗濯物などの収納。MとSサイズ、組み立て式。
【ROX ミニ】 発売から30年、最小サイズ3アイテム追加。
【デザインステップ】 屋内用踏み台、アルミ製。耐荷重100kg。
【洗濯用品 ベーシック(角ハンガー)】 ピンチ数と軽量、アルミ製、ピンチが丈夫なポリカーボネート製など8アイテム。ゆったり干せる、干したい位置にピンチを動かせるなど。
マット調のネイビーカラー。包装袋にはアイテムごとに特徴、ピンチ数を表示。
【洗濯用品 機能ハンガー】 ネイビーブルー。もう1つ、もう2つ…便利機能を付けた2アイテム。フック付き、絡みにくいピンチ。
「壁につかない水平干し角ハンガー42」は壁に平行に干せて、乾き時間が短縮。目隠しバーも。
「干し方多彩な3WAY角ハンガー40」干し方は平行と上下も。
【インテリア物干し】 少人数世帯の増加に向けた。SUS403オールステンレスパイプ、工具無しで組み立て。
【珪藻土ドライ&ケア】 靴類のほか、ステンレスボトルなどの吸湿と脱臭。
【デニムスタイルのタオル】 インディゴ染。ハンドタオル、バスタオル、フェイスタオルなど。
ホームセンターのエクステリア売り場への商材はテラコッタなどの園芸用品で、ベトナムなど海外で生産したものを店舗ごとに届けるというシステムが「売り」。前回商談会で提案した。