スケーター 2019年向け内見会 大阪&東京で
Skaterブランド強化
スケーター(奈良市)主催の「第36回新製品内見会」が2018年8月22日~23日、大阪市内のマイドームおおさかで開かれた。この後、8月29日(水)~31日(金)、東京都墨田区江東橋3-9-10、丸井共同開発ビル8階のすみだ産業会館サンライズホールでも開催。2会場合わせた来場者はおよそ2000人を見込んでいる。大阪会場では得意先をはじめ、協力会社や取引先関係者らが詰め掛けた。
新製品として発表したのはおよそ2500~2600SKUに及んだ。例年以上に増やしたのは美粧関連や消耗雑貨、ファッション雑貨など、同社にとって新しいカテゴリー。20カテゴリーでそれぞれ品ぞろえの充実化を図った。
鴻池良一会長は、内見会での提案商品の「商品化」に向けて、「2会場での来場者の声を収集分析し、11月末から12月の発売時期に向けた作業を進めていく」と話した。
キャラクター商品を主力としてきた同社にとって、子ども人口の減少や流通業界・小売業態の変化を受けた軌道修正は避けて通れない事案。「大規模に変化していかねば企業の存続・繁栄はない」という考えで臨んだ。
「キャラクター商品のメーカー」から総合メーカーへと取り組みが強力に進められ、スケーターブランド確立をにじませる内見会となった。
会場では、社名「Skater」を刻印したアルミ製弁当箱シリーズがブランド強化方針を表した。「HERBARIUM」は花弁など、女性を意識したデザインの弁当箱と水筒の新シリーズ。プリザーブドフラワーなどを瓶など透明な器に入れて楽しむハーバリウムの流れに沿う新シリーズで、今回内見会で注目を集めた1つだ。
子どもキャラクターを付けない新製品を多く投入し、これまでカバーし切れていなかった領域へ向かう新商品なども発表した。