オクムラとヤマカ 2017秋の見本市
100社超の出展にぎわう
オクムラ(京都市)とヤマカ(神戸市)の「2017オクムラオータムフェア」は2017年7月26日(水)〜27日(木)、京都市内の京都パルスプラザで開かれた。
出展規模はメーカー100社を超え、うち新規出展は3社だった。2016年、大阪営業所(堺市)に立ち上げたことから、前回から海南産地の用品メーカーなどが増えている。
会場にはグループ会社のヤマカ(神戸市)をはじめ、北陸、名古屋、大阪の営業所と東京支店の取引先が来場し、例年以上のにぎわいとなった。
取引先が広域化・多様化していることから新規商材の提案も重要だ。会場中央には新規商材を提案するコーナーが用途別などで島陳列が並び、高感度なデザイン、インテリア志向の強い卓上用品などが実用プラスアルファを訴えた。
主力の鍋・フライパンでは寸法・素材・デザイン・IH熱源など種類が豊富。同社にとって得意の分野。取引先の多様な一面をうかがわせる品ぞろえ。
単身世帯らの生活スタイルを反映した商材は同じアイテムでも売価が上がるため、目立つディスプレーで紹介した。
新社長に奥村陽氏、初日朝礼で発表
開催初日、26日、奥村好信社長は出展のメーカー関係者と同社社員らが集まった朝礼で社長交代を発表した。以下、要旨。
オクムラの業績は単体で43億円。ヤマカと住設を含めたグループ合計は前年度比116%の65億円でした。今期1月~6月は109%で、既存店ベースではマイナスですが、新規取引先が貢献しました。
当社は享保年間に錺屋長四郎が創業。大正11年奥村合名会社、昭和25年株式会社奥村本店などを経て今日に至ります。社長を就任してから21年。社員に助けられ商売として楽しい就任期間でした。
8月21日付、私は代表取締役会長に就き、現・専務の奥村陽(あきら)が代表取締役社長に就きます。
販売店も変化しており、それぞれの店に合った売り方などを考えていきます。
今後も不相応な拡張や展開をせず、地道に本道を身の丈にあった経営を貫いていきます。