中山福、2015年3月期業績
中山福(大阪市)の2015年3月期連結決算の売上高は444億9300万円だった。前年に比べて減収減益となった主な要因として、①消費税率の引き上げ・駆け込み需要の反動②その後の個人消費の弱い動き③円安による仕入れ価格の上昇などをあげた。
品目別の売上高は、「ダイニング用品」「キッチン用品」が前年に比べて増やしたが、「キッチン用品」「サニタリー用品」「収納用品」「シーズン用品他」は減らした。地域別売上高は「近畿」「中部」が前年を上回ったが、「関東」「中四国・九州」「北海道」は減少した。
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【品目別売上高】
▽ダイニング用品 ステンレスボトル、ランチボックス、ポットなどが貢献して前年に比べて2.7%増えて117億3400万円。
▽キッチン用品 フライパン、調理小物用品、包丁などが売れたため前年同期比0.0%増(200万円増)の169億8800万円。
▽サニタリー用品 主に売れたのは清掃用具、ヘルスメーター、スペアテープなどで、前年同期比1.3%減の66億700万円。
▽収納用品 プラスチック引き出しケース、玄関小物用品、キッチンアクセサリー小物用品などの販売で前年同期比4.1%減の37億6900万円。
▽シーズン用品他 電池、アイデア小物用品、ラップなどの販売で前年同期比11.5%減の53億9200万円。
【地域別売上高】
▽北海道・東北 24億7300万円(前年同期比 5.8%減)
▽関東 220億8500万円(同 0.9%減)
▽中部 34億2500万円(同 0.2%増)
▽近畿 91億2800万円(同 1.2%増)
▽中四国・九州 65億1700万円(同 2.8%減)
▽その他 8億7500万円(同 17.7%減)
【今期(2015年4月1日~2016年3月31日)の見通し】
自社オリジナル商品の開発強化と販売チャンネルの拡大などに取り組んでいく。売上高は前年同期比3.4%増の460億円の増収増益を見込んでいる。
上記表の当期純利益予想とは親会社株主に帰属する当期純利益。