2021年10月15日
鴻池総一郎・スケーター社長 【インタビュー】
来シーズンは両面で対応
鴻池総一郎・スケーター社長
今回、カテゴリーの拡大とトータル展開に力を入れました。
例えば、カー用品をアウトドアのカテゴリーとして新商品を投入しました。コロナ禍の影響で、車で過ごす時間も増えています。車種はSUVタイプが多く、車の利用もレジャーを楽しむ、アウトドア気分といった雰囲気が強いため、「カー用品=アウトドア」という考えに至った。
マスクは中高生にはニーズはあり、拡大している商材の1つとして需要を掘り起こします。売り場ではサイドネットを活用の台紙付きやボックス入り商品として販促展開をします。売り場のどこにどのように配置し販売していくのかといった提案です。
一例、サイドネットを活用した台紙商材やボックス展開も同様。
今回は22年春から秋に向けた新商品群です。営業面では状況を両極に想定しています。気候は雨天が多いのであれば傘を提案し、晴天が続くのであればステンレスボトルを中心に商談を進めたい。
コロナ感染の状況でも沈静化に向かうようであれば弁当箱や行楽用品の出荷が見込まれます。感染拡大に向かうのであれば、巣ごもり消費に沿うようなキッチン用品や製菓用品などを提案していきます。
状況が両極に振れようとも抑えてなければならないのが「楽しさ」「かわいい」といった感性キーワード。来年の商品にはこうした付加価値が大事だと考えています。
海外市場開拓は緒に就いたところであり、まだまだ手探り状態です。コロナ禍が収まらないと動けません。ただ、どのような商品に力を注いでいくかなど、準備だけはしています。オリジナルデザイン、カラー展開がキーワードです。
(インタビューは2021年10月13日、奈良市内の同社本社で開かれた「第4回秋季社内展示会」で)