2017年08月22日
象印マホービン半期決算 483億円(6.8%減)
象印マホービンの2017年11月期の第2四半期(半期)の売上高は前年度比6.8%減の483億9000万円だった。炊飯ジャーを中心に売り上げが減少し、利益面でも円高の影響を受け、海外生産品のコストが軽減されたが、ステンレス魔法瓶や炊飯ジャーなどの主力製品の利益率が下がり、営業利益・経常利益・純利益とも2ケタの減少となった。
通期(2016年11月21日~17年11月20日)の売上高予想は4.7%減の850億円。
調理家電
前年同期比8.7%減の318億5900万円。
3合炊き圧力IH炊飯ジャーは売り上げ増だったが、その他の炊飯ジャーが競争激化の影響で前年実績を下回り、炊飯ジャー全体の減少となった。
電気ポットは出荷量が減少。電気調理器具のうちオーブントースターの上位モデルを中心に売り上げ増。半面、ホットプレートやグリルなべなどの低調で、電気調理器具全体は減少。
海外市場では中国がマイコンやIH炊飯ジャーが好調で、円高の影響を上回る実績となった。電気ポットも中国では伸長したが、台湾や東南アジアなどで減少。
リビング製品
前年同期比3.4%減の140億9300万円。
2WAYボトルや新製品の保冷専用のステンレススクールボトルが貢献。ステンレスマグはワンタッチ開栓を中心に前年実績を上回った。ステンレスフードジャーは低調。
中国ではステンレスマグ、ステンレスポットが好調だったが、円高の影響を吸収しきれず、前年並みに止まった。
北米ではステンレスマグ、ステンレス魔法瓶の大型業務用コーヒーサーバーなど低調。台湾でもステンレスフードジャーなどが減少した。
生活家電
加湿器は売り上げ増。ふとん乾燥機は競争激化のため、前年並み。空気清浄機は下回った。