アピデメッセ 2014 春夏 こだわり感満たす提案 【リポート】
アピデ(大阪市)は1月22日と23日、大阪市中央区本町橋のマイドームおおさかで、「アピデメッセ 2014春・夏」を開いた。
ギフト小売店などを対象に、春夏に向けたギフト好適の新商品と最新の関連情報などを提案。「他社にない商材と情報」を強調しており、欧州ブランドの台所用品、こだわりを贈りたいギフトユーザーに向けたギフトアイテムの組み合わせや、ユニーク企画などを紹介した。恒例の実践ノウハウを学ぶ講習会では実用性の高い内容をテーマで参加者を募った。
「リビング部門」ではイタリアブランドで、「エリート(ELITE)」はプラスチック製の台所用品シリーズを紹介した。ボウル、水差し、サラダ用のスプーン・フォークなど、基調の赤色と曲線を強調したデザインが目を引く。店頭効果もあり、ギフトアイテムとして見栄えのある新商品群だ。昨年秋から導入を検討してきた。
同じイタリア・「ジアレッティ(GIARETTI)」の新アイテムとして密封容器を発表した。プラスチック製円筒形。一定の真空度を乾電池内蔵で維持する機能型台所用品。容量1リットル前後で数点販売していく。
ジアレッティ・ブランドは黄色のフライパン「スマイリー」が安定した人気だが、新シリーズとしてカラフルなシリーズなどを加えて間口の広い品ぞろえとなった。
特化型ギフトカタログとして出産・仏事・景品の3部門で新しく編さんした。
イラストレーター・島崎有里さんを起用したのが「Upcheeka(アプチェカ)」。クマやネコ、ネズミのほか、花や家などをモチーフに描き、「みんなにっこり」をコンセプトにしている。ランチグッズや文具、ケータイのコンテンツなどが先行販売してる。1月から、アピデのオリジナルはタオルを発売。マットなども商品化を進めている。
アレンジギフトは顧客の好みや趣向に合わせて自由に組み合わせができる企画だ。会場では18の現物展示で紹介し、「変化に富んだギフト」を強調した。受け手の趣味趣向などを反映するお返しギフトとして、力を入れていく。予算額およそ2000円から5万円程度の多様なギフトが選べる提案。
チョイスギフトでは、カタログにオリジナルの表紙を装丁するという提案。「ありきたりでは嫌」と、こだわり感を持つ客層・年齢層に向けた企画だ。用途は出産と婚礼の2タイプ。赤ちゃんや婚礼のスナップ写真を表紙にしつらえるもので、贈る側の独自性がそのまま小売店の独自サービスへとつながる。オリジナルを強調した提案として、2月21日からサービスを始める。
ギフト販売のノウハウを学べる講習会は今回も踏襲した。自店だけのオリジナルギフトの展示方法やPOPの作り方など実践ノウハウを会得してもらう肝いり企画だ。掘り下げた売り方・提案として有料講座も開いた。
「展示しているだけでは売れない」と、売り方を講師から直接学べる企画では話題のある商材として多機能鍋・水素水パワースティック・取り寄せナンバーワンのダイエットシュガーのメーカー担当者らを講師役に招いた。
【写真説明 左から】「エリート(ELITE)」、「ジアレッティ(GIARETTI)」の密封容器、「ジアレッティ」のカラフルフライパン「スマイリー」
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アピデ株式会社 (大阪市)
創業 1945年12月
資本金 1億3500万円
代表者 取締役社長 中村健輔
従業員数 208人
売上高 116億円(2008年2月現在)
事業内容 ギフト用品 リビング用品/企画・販売・輸出入
関連会社 アピデ企画株式会社:ギフト用品の企画・製造
ハチウェア株式会社:リビング用品の企画・製造
株式会社アベラコーポレーション:開発輸入を中心とするリビング用品の企画製造
取引先 全国一円、東南アジア等約1,500社
仕入先 国内約500社、海外約100社の各種メーカー
www.apides.co.jp/index.html