2017年 関西家庭金物家庭用品業者の互礼会
関西家庭金物家庭用品業者年始互礼会が1月5日、大阪市内のリーガロイヤルホテルで開かれ、56回目を迎えた今回、関連業界の代表者ら120人が集まった。
発起人代表の中村健輔氏(大阪府家庭金物卸協同組合理事長)は出席のメーカー、卸業の関係者に向けて、「売り場の在り方が変わってきた。新しい販路や需要の創造が大事。共に取り組んでいこう」と、あいさつした。
「予想は覆る」ことを世界の動きから体験したのが昨年。出席した企業の代表者たちも「予想」を語ることをためらう一方、アベノミクス効果の判断にとまどい、少子高齢や格差拡大といった逆風の中、「取るべきものはわが道しかない」と語る人が多かった。
乾杯発声は藤田俊介・軽金属製品協会理事、万歳三唱では市川典男・全国魔法瓶工業組合理事長の2氏がリードした。
【発起人代表挨拶】
中村健輔・大阪府家庭金物卸協同組合理事長
イギリスのEU離脱投票、トランプ米大統領選挙など、大方の予想を覆す出来事がありました。われわれの認識を超える不満が表面化した結果といえるでしょう。
安倍政権は、「働き方改革実現会議」を掲げました。経営者のひとりとして真摯に取り組んでいくことが大事だと考えております。長時間労働の是正や生産性を改善し、豊かさを感じ取れる生活を労使ともに享受できるよう取り組んでいきたい。
今、売り場・買い場が大きく変わっております。新販路と新需要の創造に製造・卸ともに向かうことが大事です。工夫を重ね、成果を取り込める歳にしていきましょう。(アピデ社長)
【万歳三唱】
市川典男・全国魔法瓶工業組合理事長
昨年は申(さる)年でした。申年には世の中が騒がしくなるといわれているのですが、近年はいつの年でも騒がしい出来事が起きてきました。
今年も騒がしいことは起きるのであれば楽しく、景気の良いものであってほしいと願ってます。(象印マホービン社長)