2021年05月14日
中山福、478億円(2.6%増、21年3月期連結)
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巣ごもり商品を追い風に
中山福の2021年3月期連結決算。売上高は前年度に比べて2.6%増の478億6500万円だった。生活必需品が堅調なうえ、巣ごもり消費の恩恵を受けインターネット通販事業が業績を引き上げたのをはじめ、プラスチック日用品の製造部門が寒波襲来で冬用品が動き、新製品導入によって収納用品も増収に貢献した。
地域別では「関東」は0.5%減の199億円、「近畿」0.1%増の94億円、「中四国・九州」6.5%増の73億円、「中部」11.5%増の39億円、「北海道・東北」は9.4%増の31億円だった。
フライパン、鍋ギフトセット、調理小物などの「キッチン用品」は前年度比8.7%増の183億円で、売上構成比は7部門のなかでは2・2ポイント引き上げて38.3%を占めている。
「サニタリー用品」も清掃用具や浴室小物、粘着性ローラーのスペアテープなど、前年並み71億円(構成比15.0%)となった。
一方、ステンレスボトルや卓上保温用品、タンブラーなどの「ダイニング用品」は10.7%減102億円だった。
アウトドア需要の高まりを受けて業績を伸ばしたのが「シーズン用品」で、キャンプ小物やウォータージャグ、乾電池などで4.8%増、59億円となった。
【部門別の売上高(連結)】
キッチン用品 ……… 183億3000万円
ダイニング用品 ……… 102億7900万円
サニタリー用品 ……… 71億6500万円
収納用品 ……… 34億0800万円
プラケース・園芸用品 … 17億7000万円
インテリア関連商品 … 9億5000万円
シーズン用品その他 … 59億5900万円