ワッツ、売上高474億円(2.9%増) 2017年8月期決算
100円ショップ「Watts(ワッツ)」などを展開するワッツ(大阪市)の2017年8月期連結決算は売上高が前期に比べて2.9%増の474億円。売上高に対する売上原価(294億円)だった。商品売価100円につき、原価は62.1円。
2015年2月から、Wattsブランド店舗では売上規模に応じた複数の出店モデルを確立し、積極的な出店と改装が容易になったことから、100円ショップ「Watts」「Watts with」の当期末は142店舗増え257店舗となった。
国内100円ショップ事業は小規模店舗が多い占めているなかで、計画を33上回り130店舗を出店。退店が71店舗(うちFC5店舗)。
期末店舗数は1087店舗。内訳は直営が1,045店舗(64店舗純増)、FCその他が42店舗(5店舗純減)。
店舗は「ワッツ」のほか、「meets.(ミーツ)」「silk(シルク)」などで、2015年8月期からビジネスモデルの再構築に取り組んでいる。プライベートブランドは「ワッツセレクト」。
月替りの販促企画の実施や生活シーンをイメージしやすい提案型の売り場「WATT’S new」の展開などやPOS販売データを基に品ぞろえの最適化に取り組んできた。
「Buona Vita(ブォーナ・ビィータ)」は25店舗(うちFC1店舗)。生鮮スーパーとのコラボ「バリュー100」は1店舗。デンマークのライフスタイル雑貨店「ソストレーネ・グレーネ」は、東京・表参道店などを出店し、計3店舗。
東南アジアを中心とした均一ショップ「KOMONOYA(こものや)」は、タイ31店舗、マレーシア5店舗、ベトナム14店舗、ペルー7店舗で、合計57店舗(7店舗増)。中国9店舗。
海外卸売は、ミャンマーで18店舗、モンゴルで10店舗など、自社グループ店舗と合わせて100店舗を超え。メキシコ、カナダへも進出を計画中。