2019年09月16日
ドラッグストア 2019年7月1.8%増
近畿など3地域で前月比割れ
韓国観光客の減少で
経済産業省がまとめた2019年7月のドラッグストアの販売額は前年の同じ月に比べて1・8%増、5772億円。増加率が1%台と低調だったのは日韓関係悪化の影響を受けたものだ。韓国からの観光客が多い「近畿」が0・6%減少したほか、九州と四国もそれぞれ4・0%減となった。一方、近隣の顧客に限定される「調剤医薬品」は13・3%増で、4月以来、4カ月2ケタの増進となっている。
店舗数は58店舗増えて1万6117店舗。
「家庭用品・日用消耗品・ペット用品」の販売額は前年同月比4・1%増の907億円だった。韓国からの訪日客の減少を受けたのは、「その他」を除いた8部門のうち、「健康食品」「ヘルスケア用品など」、化粧品など「ビューティケア」「トイレタリー」が4%台~1%台の減少となった。
主な地域では「関東」が1・8%増の2469億円(6904店舗)、「中部」4・7%増の716億円(2003店舗)、「近畿」0・6%減の856億円(2392店舗)だった。
【ドラッグストアの商品分類】
▽家庭用品=バス・トイレ・キッチン用品、ファブリック、なべ、かま、キッチン用刃物、食器、卓上用品、清掃用品、包装用品、保安防災、避難用具等。
▽日用消耗品=住まいの洗剤、防虫剤、トイレットペーパー、芳香剤、食器洗剤、ティッシュペーパー等。
▽ペット用品=ペットフード、ペット用装飾品、ペット用医薬品、ペット用シャンプー、ペット用シーツ等。