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2019年03月10日

鴻池良一・スケーター会長「ネット市場の研究」


鴻池良一・スケーター会長

【インタビュー】
梅雨から夏・秋にかけて季節感のある商材に力を集中しました。これまでにない新しいスケーターの一面を紹介するのがこの商談会そのもののねらいでもあります。「ここに来れば、売上を増やすための新しい商材が見つかる」という得意先の期待に沿いたい。驚きや感動に接してもらえれば励みになります。

ペット関連のテレビ番組で頻繁に放映されており、ペットブームの高まりがわかります。子どもたちが自立した高齢者世帯ではペットを飼い始めるといった傾向があり、ここに新商品を投入しました。

高齢者のライフスタイルも多様で、要介護と自立生活を送れる人とでは、必要な商品は違います。今回発表のペット用品にはファッション性や機能性を盛り込みました。

ドラッグストアの売上を増やしています。この販路では消耗型商材のラインアップが重要です。新しい商材を生み出すことはそれだけリスクも伴うので、業績、実績がきちっと残せている今こそ新商品の企画開発を大事にし、一層活発化させなければと考えています。

生活者の暮らし方がどんどん変化しています。流通業の変化も激しく、スピード感も増している。メーカーとして状況変化のスピードに合わせていくことから、得意先との取り組みに力を入れてます。

目先の売上も大事ですが、それ以上に、小売業の事業計画に沿った商品や提案を、高い精度で提供していくには「取り組み」の発想が必要です。経営陣や部門長との信頼関係をベースに、メリットを共有できるよう売り場の在り方を探っていきます。

弁当箱の販売構成比が高く、この分野での流通シェアも高く、企画、素材や製造特性なども含めて多岐にわたる専門的な知見を有効に活用していきます。

インターネット販売に強い商品開発を課題の1つにあげています。販売構成比率は9%程度ですが、販路の特性をよく研究し、通年ベースで安定して展開できるよう試行錯誤していきます。
(2019年3月6日、奈良市内のスケーター商談会会場でインタビュー)