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2025年02月12日

年始互礼会 家庭金物家庭用品業者100人超集まる

関西人気盛り立てよう
関西家庭金物家庭用品業者年始互礼会が1月6日、大阪市内のリーガロイヤルホテルで開かれ、100人超の関係者が出席した。

発起人代表の大阪府家庭金物家庭用品卸商協同組合の理事長が石川宣博氏(中山福会長)に交代後、初めての互礼会となった。

在阪の代表的な百貨店3社の昨年12月の前年同月比売上が堅調に伸びたのをはじめ、米紙ニューヨークタイムズが今年行くべき52カ所に富山市と並んで大阪市を選び、さらに4月大阪・大阪万博の4月開幕など、関西を盛り上げるニュースやイベントが控える中での64回の開催となった。

【参加業界】 アルミ製造、卸売業、板金製造、プラスチック日用品製造、魔法瓶製造、報道など

石川宣博氏 (大阪府家庭金物卸商協同組合理事長、中山福会長)
昨年は能登地震をはじめ、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)発表や卑劣な犯罪・闇バイトなども多発したことから、防災と防犯への意識が高まりました。

海外では出口の見えない戦火が続き、近隣国や欧州は情勢の変化が起き、わが国でも政治への不信が強まりました。こうした中、私たちの経済や企業活動にどのように影響を及ぼすのでしょうか。経済の先行きへの不安や閉そく感から抜け出せないまま年が明けたといえます。

4月、いよいよ関西大阪万博が開催されます。これに伴う影響は決して小さくはないでしょう。経済の閉そく感を打破し、景気や消費が反転するターニングポイント、起爆剤となるよう期待します。

今年は乙(きのと)と、巳(み)が組み合わさった年です。種子が殻を破り、芽を出す状態を指し、巳の蛇は脱皮・再生・生命力を言う。こうした意に沿い、皆さまのビジネスが再生・復活・反転への起点となるようお祈りします。


岩﨑能久氏(日本プラスチック日用品工業組合理事長、岩崎工業社長)
4月開催の関西大阪万博にプラスチック企業27社が18製品を掲げて特設コーナーに出展します。植物などの再生可能な有機資源、例えば植物などを原料とするバイオマスプラスチックを前面に押し出し、家庭用品のほか、医療器具やパイプオルガン楽器などを出品します。環境省の3つのRに加えてリニューアルも視野に入れ、これらを起爆剤としてプラスチックの関連業界の発展に取り組んでいきます。


片岡有二氏(全国魔法瓶工業組合理事長、サーモス社長)による「中締め」の発声。