2025年07月05日
オクムラとヤマカ合同見本市
特徴ある商品に力
オクムラ(京都市)とヤマカ(神戸市)の秋の見本市は2025年7月2日と3日、京都市内の京都パルスプラザで開いた。
オクムラ独自の売り方を込めた商品など、これまでとは違う同社の一面を前面に押し出した。小間を出展したメーカーは64社だった。
「とっておき商品」として、およそ20点を紹介したコーナーは今回初の試み。集められたのは超長寿商品のふきん、調理兼食卓で使う食器の一品二役の器「フライパンになるお皿」、IHに使えてカラフルなインテリア性のホーロー鍋、室温や湿度・熱中症などを言葉で知らせる温湿度計、使えばクセになりそうな便利ポリエチレン手袋など、こうした商品は器物や食器、消耗品など、店頭などで一言添えることでお客の購買意欲を促すのが狙い。
会場中央の島陳特集では新規出展メーカーなど間口の広い多様なメーカー・商品群を紹介した。戦国時代の名将らを付した、インバウンド需要も想定した刃物関連シリーズ。亜熱帯化する気候変化の害虫対策では殺虫剤商品群。手淹れのレギュラーコーヒーの試飲サービスも来場者の足を止めた。
「京都活具」はオクムラが2021年ごろからオリジナルブランドとして取り組んでいる台所用品シリーズ。奇をてらわず、ハイスペックを求めないが機能や性能にこだわっている。「商品の作りこみなど、きめ細かく打ち合わせをするので、共同化できるメーカーは1年で2~3社が限度」と、奥村陽社長の説明。
秋見本市の東京会場は2025年8月26日~27日、北とぴあ スカイホール(東京都北区王子1の11の1)で開催予定。