うるしをしる2日間、岩手県で
漆シンポジウム「漆DAYSいわて」
2017年11月18日と19日
漆生産量の国内約7割を占める岩手県は、2017年11月18日(土)と19日(日)の2日間、盛岡市の岩手県公会堂で、漆文化の魅力を発信し、国産漆の状況について広く関心を持ってもらうことを目的としたシンポジウム「漆DAYSいわて」を開催。
18日は、重要無形文化財「蒔絵(まきえ)」保持者、人間国宝の室瀬和美さんの講演や、今回のシンポジウムに合わせて制作した、岩手の漆を使用した製品の完成発表会なども行う。
岩手県内外の漆製品の展示販売やトークイベント、金継ぎや漆の絵付けのワークショップなど盛りだくさんの内容。
【日時・会場】
日時:2017年11月18日(土)午前10時~午後5時
19日(日) 午前10時~午後4時
会場:岩手県公会堂(岩手県盛岡市内丸11-2)
【18日】公会堂大ホール 13時開場、13時30分開演
・講演 人間国宝、漆芸家 室瀬和美氏
「伝統工芸と漆~漆の魅力とその可能性~」(仮題)
重要無形文化財「蒔絵」保持者(人間国宝)の漆芸家、室瀬和美氏が漆にまつわる文化、歴史、国産漆の素晴らしさを語る。
・講演 浄法寺漆産業代表 松沢卓生氏
「漆と私 そして新たな漆製品の展開について」
岩手の漆に魅了され、岩手の漆をこよなく愛する松沢卓生氏が手がける漆製品などの制作秘
話を紹介。今回のために制作したコンセプト商品も初披露します。
【18日、19日】公会堂2階
・漆作品・資料の展示
漆の歴史、漆掻きや塗りなどの工程、そして岩手の漆器の紹介はもちろん漆器の未来を感じさせる商品を紹介。人間国宝・室瀬和美氏の作品も特別展示。
・うるしブックカフェ
漆器でコーヒーやお酒を飲みながら、漆に関する本を一緒にお楽しみいただけます。漆のハチミツを使ったスイーツも。
・うるしセレクトショップ
岩手県の浄法寺塗、安比塗、秀衡塗のほか、輪島漆器、会津漆器、越前漆器、山中漆器など、県外の有名産地の漆器や漆を使った商品が集結。
※18日の大ホールでのイベントと漆ワークショップは事前申込(先着順)。
【問い合わせ先】
岩手県商工労働観光部産業経済交流課
電話:019-629-5536