【インタビュー】鴻池総一郎・スケーター社長「コロナ禍での大切なこと」
鴻池総一郎・スケーター社長
コロナ禍との共生を念頭に商品の企画開発を進めています。
今回内見会で発表したのは――抗菌機能の弁当箱、従来タイプでは洗いやすいパッキン一体型弁当箱、在宅勤務や休校などで巣ごもり需要が高まったことからキッチン用品調理用品関連や作り置きなどの保存容器、時短調理関連では電子レンジ活用、除菌機能など。2020年7月の買い物袋有料化に備えたエコバッグの1つではレジ袋型をオリジナルデザインやキャラクターで印刷、マスクと関連用品など。軽家電アイテムも加わり、有名キャラクター向け客層以外の掘り起こしとして、当社オリジナルデザインを投入しました。
「商品カテゴリーの拡大」をこのような形で商品化しました。
コロナ禍の影響によって商品面で明暗があり、伸長著しいものと、売れ行きが鈍ったものなどの現象が見られ、同一商品であっても店舗によっても売れ行きの差が見られました。
販売店では、大都市部の駅ビルテナント店が休業を強いられたのに対して、地方都市の専門店などは支障なく営業ができ、復活の兆しに期待をしています。
というのも、在宅勤務を続行する職場もあり、これに通信システムが第五世代へと移行すれば、在宅勤務の中身が加速度的に変わっていくでしょう。一極集中から分散型へと状況が変わっていきます。
企業活動もこうした動きに沿うことが大事で、問屋との意思疎通の大事さがあらためて見直されています。販売店とも直接面談したり、物理的にカバーできなければウェブで情報交換するという商談スタイルです。
変化対応は企業にとって基本中の基本。業界業種などを問わず、いろいろな方にお会いしてコミュニケーションを図っているところです。コロナ禍を経た今、人と会うことがますます重要になってきたと痛感し、実践しているところです。
(2020年7月、開催の新製品内見会、奈良本社会場でインタビュー)