2018年11月09日
【インタビュー】鴻池総一郎・スケーター社長
鴻池総一郎・スケーター社長
PB商品に差を付ける
「第1回春夏社内内見会」を開催したねらいは来春向けのランチ商材や水筒などと夏物新商品の発表です。
このほか、過去に発表したり取り組んだものの、何らかの理由で売り切ってなかった商品の再度見直し、掘り起しも兼ねてます。主な原因は、「入園・入学」の販促展開の時期と重なるためで、力を注ぐことができなかった悔いの残る商品なども提案してます。
カテゴリーや用途、シーンなど、それぞれ「商品群」として発表しました。1点ごとの訴求よりもそれぞれのシーンやテーマに沿った商品を提案しています。
売りこなせてなかった商品については再度、社内で販売強化の意思統一を図っていきます。「埋もれていないか」「取りこぼしがないか」を点検する。当事者意識を今一度、確認しあう。
ペットボトルカバー、ストロー、製氷皿、ウオータージャグなど…掘り起こしの発想を全社的に徹底していきます。当事者である自分たちの意識の在り方次第で、「宝の山」へと変えることができます。
「情報の収集と商品開発のスピードアップ」は引き続き、当面の重点課題としており、PB商品との差別化をいかに図るかをテーマに同業・異業種のメーカー、小売業の関係者らとの情報交換は頻繁、かつ活発に行ってます。異業種メーカーの商品動向にも注視しておくことが大事です。
PB商品は小売業にとって中長期にわたる重点販売商品で構成してます。これらに肩を並べて、われわれメーカーの開発商品も共存し、共栄としていくことはいずれのメーカーとも共通の認識です。メーカーには「PB商品に差を付ける」という姿勢が問われる。
(2018年11月6日、スケーター本社で開いた「第1回春夏社内商談会」の会場で)