播州刃物 地元商社と鍛冶職人の共同で
刃物卸商社の河島産業(兵庫県小野市)と刃物鍛冶・田中一之刃物製作所が共同で包丁「播鍛 BANKA」シリーズを商品化した。三徳包丁、柳刃包丁、出刃包丁、ペティナイフ、菜切り包丁、牛刀(万能包丁)、剣型包丁をラインショップhttp://www.banka.jp
で販売している。
刃物の原型を打ち出す「鍛接(たんせつ)」、鋼と地鉄を重ね合わせる工程から柄付けなど全工程を手作業。柄(持ち手)にこだわり、3種類を採用。
「強化木柄」は強度・耐水性に優れる。
「栗柄」は焼くと腐蝕に強く、鉄道の枕木にも使われ、軽量で耐久性のある柄。
「ウォールナット柄」は木質は重硬で衝撃にも強く、家具や床材にも使われる高級木柄。
小野金物
刃物卸商社の河島産業のある地域は播磨国(播州)とよばれた兵庫県南西部。小野市は藩主・一柳家「小野藩」の城下町で、東隣の三木市とともに金物のまちとして栄えた。
日本刀の原材料となる一級品の砂鉄を鳥取砂丘から採取、三木市・丹生山付近でも鉄が採取、薪炭用の木材などが豊富、刀工が大勢いたなどから金物の生産が栄えた。
延享年間(1744年~1747年)に剃刀が製造されている。文化年間(1804年~1818年)に握鋏(にぎりばさみ)、包丁の製造が始まったという。
小野周辺に農家の副業として広がり、その後も生産技術の改良や機械化。明治時代に品種が多様化し、明治後期にさや付けをしたナイフが、小刀を改良した現在の包丁が考案された。
江戸末期に活躍した旧一柳藩の抱え刀鍛冶、藤原伊助は剃刀の製造技術を応用して鎌を製造。「薄く研ぎやすい」「切れ味は最高で、刃こぼれも少なく錆びにくい」といわれた。
小野で作られた「播州鎌」はかつて全国の生産量の約8割を占めた。兵庫県の伝統的工芸品。
オンラインショップで販売中 http://www.banka.jp
三徳包丁
「貴」
ステンレスV金10号8層積層鋼 三徳 165mm 14,000円
ステンレスV金10号8層積層鋼 三徳 165mm 赤柄14,000円
「壮」
ステンレスV金10号16層積層鋼 三徳 165mm 口金付洋柄 25,000円
「誠」
粉末ステンレス スーパーゴールド2 三徳 165mm 口金付柄 桐箱入り 35,000円
「彩」※他産地メーカーとのコラボレーション企画品
ステンレス粉末ハイス鋼 三徳 180mm 口金付強化木柄 20,000円
コバルトステンレス ダマスカス鋼 三徳 180mm 焼栗柄 22,000円
八重桜 コバルトステンレス ダマスカス鋼 三徳 180mm ステンレス柄 29,000円
柳刃包丁
「誠」
青紙2号積層鋼 柳刃 240mm ウォールナット柄 桐箱入り35,000円
青紙2号積層鋼 柳刃 270mmウォールナット柄 桐箱入り 40,000円
ステンレスV金10号16層積層鋼 先丸包丁 300mm 黒壇柄 桐箱入り 100,000円
出刃包丁
「誠」
青紙2号積層鋼 出刃 165mm ウォールナット柄桐箱入り 35,000円
青紙2号積層鋼 出刃 180mm ウォールナット柄桐箱入り 42,000円
ペティナイフ
「貴」
ステンレスV金10号8層積層鋼 ペティ 120mm 11,000円
ステンレスV金10号8層積層鋼 ペティ 150mm 11,500円
菜切り包丁
「貴」ステンレスV金10号8層積層鋼 菜切 165mm 14,500円
牛刀(万能包丁)
「貴」ステンレスV金10号8層積層鋼 牛刀 210mm 19,000円
剣型包丁
「貴」ステンレスV金10号8層積層鋼 剣型 180mm 14,500円
河島産業株式会社
〒675-1335 兵庫県小野市片山町1058-1
設立 :昭和41年7月
代表者 :代表取締役 河島貴久氏
資本金 :1000万円