2025年06月21日
タッパーウェア日本法人、破産
「タッパーウェア」グループの日本法人、タッパーウェアブランズ・ジャパン(東京)が破産した。これより先、保存容器「タッパー」を販売していた米国中核会社が2024年9月にチャプター11を申請していた。
タッパーウェアブランズ・ジャパン(株)(千代田区)は6月11日、東京地裁から破産開始決定を受けた。負債総額38億6525万円。
タッパーウェアは販売代理店を通じてデモンストレーターが商品を紹介するネットワークビジネスを採用していた。
ピーク時の2000年12月期は売上高約250億円をあげていたが、低価格製品との競合激化などから販売が落ち込み15年12月期は売上高20億9355万円で、10億1244万円の最終赤字を計上し、債務超過が拡大していた。
その後もグループでの経営悪化が続くなか24年9月、グループ中核会社のタッパーウェア・ブランズ(米国フロリダ州オーランド市)が、米連邦破産法の適用を申請し、当社の動向が注目されていた。
(東京商工リサーチ、2025/06/18)