アピデ 2021年3月 特別商談会開く
独自性・機能型の商品開発に力
アピデ主催の「2021年春夏特別商談会」は2021年3月17日(水)と18日(木)、大阪市中央区本町橋2の5のマイドームおおさかで開いた。
リビング部門では、「ククナキッチン」として独自の新商品や今売れている商品などを紹介した。
コロナ禍の中、ニーズに適った機能型商品として売れているのが「充電式タッチレス水栓」。後付けで工事が不要、手をかざせば出水・止水ができ、節水効果にも貢献。USB端子・3時間の満充電で半年間使えるなどが販売個数を引き上げている主な理由。
「ジアレッティの自動オープナーシリーズ」は缶や瓶・ペットボトルを自動開栓する。乾電池のパワーを活用し、安全に確実に「仕事をこなす」頼もしさが関心を集めている。巣ごもり需要に加えて高齢者世帯では女性を中心に人気が高まり、同社には関連商品を待望する声も寄せられている。
このほか、ビタクラフト社との共同開発商品「ビタクラフト ライト」、ペットボトル飲料の保冷・保温を真空断熱でキープするボトルホルダーなど、品質やデザインなど独自性をうたった商品などを出品した。
コロナ禍での巣ごもり需要として調理器具などが人気で、「かわいい」「安心」「健康」といったキーワードに沿って引き続き商品していく。
商談会は当初、1月下旬、開催だったが、コロナ禍の影響で2カ月間の延期を強いられた。海外客は入国できず、例年に比べて出展メーカーや会場面積などは7割程度に縮小というハンディーキャップのもとでの開催となった。
2021年3月1日付、同社代表取締役に就任した中村雅昭氏(=上の写真)は「独自性のある商品を1つでも多くお客さまに提供し、当社の存在意義をアピールしていきたい」と話した。
現物の商品とそれに関連した情報などの提供を基本とし、足りない部分をネット発信で補うという二段構えで臨んでいる。6月開催に向けて独自性と存在意義のアピールに力を入れていく。