2015年01月03日
象印マホービンの2014年11月期決算、炊飯ジャーが貢献
①炊飯ジャー・ステンレスマホービンの売り上げ増②円安による為替差益③消費税前の駆け込み需要などを受けて、売上高は前年に比べて15.2%増え、768億円。営業利益も2倍以上増えて58億円だった。
商品別では炊飯ジャーが圧力IH・IH・少人数用3合炊きタイプが貢献した。グリル鍋は一人鍋・健康志向・時間が節約型家電として受け入れられた。精米機も好調だった。ふとん乾燥機や食器乾燥機(6人分タイプ)が売れた。
半面、市場の縮小の影響を受けたのが電気ポットやホームベーカリー。競争激化で前年並みの販売量だったのが電気ケトル。オーブントースターも競争激化の影響を受け、前年実績を割った。
海外販路は好調で、特に台湾と中国本土ではIH炊飯ジャーやマイコン炊飯器、電気ポットが貢献した。北米ではステンレスフードジャーとマグが人気。
【今期】 3カ年の中期経営計画最終年にあたり、引き続き、「家庭用品メーカー」として暮らしに根差した商品の開発・提案や国内外でのブランド浸透に力を注いでいく。