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2022年01月15日

象印マホービン売上高776億円(3.6%増)


2021年11月期連結業績(20年11月21日~21年11月20日)
売上高は776億円、前年度に比べて3・6%増だった。調理家電、リビング、生活家電が前年度を上回り、国内市場は1・1%減の519億円、海外は14・6%増の256億円(売上高構成比22・1%)だった。

期中、直販ECサイトを開業。レンタルサービスや象印食堂、弁当専門店などへと事業領域を広げる一方で、業務効率化、生産性向上、価格競争力の強化などにも取り組んだ。

▽調理家電
2・7%増の558億円だった。国内は炊飯ジャー「炎舞炊き」シリーズが好調な半面、普及価格帯が苦戦。巣ごもり需要の追い風でホットプレート、コーヒーメーカーなどは堅調だった。

▽リビング
5・7%増の162億円。栓とパッキンが一体化したステンレスボトルが人気。ステンレスボトルが販売を引っ張り続けた。海外では中国市場でのステンレスボトルが好調。

▽生活家電
加湿器、布団乾燥機、空気清浄機が前年度実績を上回った。

【新期見通し】 利益減について――アルミ、銅、ニッケル、樹脂などの原材料の高騰しており、為替による影響で売上原価が上昇すると見込んでいる。今秋発売予定の共同開発商品への投資や営業活動経費増などを理由にあげている。