2016年 関西家庭金物家庭用品業者年始互礼会
関西家庭金物家庭用品業者年始互礼会が1月5日、大阪市内のリーガロイヤルホテルで開かれました。55回目を迎えた今回、関連業界の代表者ら130人が集まりました。
発起人代表の中村健輔氏(大阪府家庭金物卸協同組合理事長)は、出席のメーカー、卸業の関係者に向け、「未知への取り組みが試されている。積極的にビジネスチャンスととらえ、肩の力を抜き、明るく前向きな姿勢で臨もう」と、呼びかけました。
中国経済の減速を引き継いだまま、中東問題が再び変化しており、国内では消費税率10%増税の動向、夏に予定の参院選挙など、経済動向にも影響を及ぼす事案に関心が高まっています。
穏やかな天候の正月休み明け、この日、集まった関係者らは、「寒暖の差は企業にも通じるところがある。穏やかな明日を迎えるには自力しかない」と、言った声が聞かれました。
乾杯発声は吉川利幸・プラスチック日用品工業組合理事長、万歳三唱では市川典男・全国魔法瓶工業組合理事長の2氏がリードしました。
【発起人代表挨拶】
中村健輔・大阪府家庭金物卸協同組合理事長
昨年、日本代表のラグビーチームが3勝するという快挙をはじめ、日本人2人のノーベル賞受賞、金星探査機「あかつき」の周回軌道への再投入成功など、明るいニュースがありました。
半面、パリでのテロなど世界平和を揺るがす事件も多発しました。
国内では平和貢献を念頭の安保法案の可決。大阪維新2人が府・市首長に当選したことから関西の動向にも注視がされています。消費が振るわない中で、海外旅行客の買い物需要なども目を引きました。
今年は、安倍政権が掲げた一億総活躍社会による国民の動き、とりわけ消費行動への広がりにも関心が高まります。インターネットによる中国市場の動向も無視できません。
未知への取り組みが試されており、積極的にビジネスチャンスととらえていきたい。肩の力を抜いて明るく前向きな姿勢で1年を乗り切っていきたい。(アピデ社長)
【乾杯】
吉川利幸・日本プラスチック日用品工業組合理事長
当組合は創設から43年目に当たります。消費税率10%へ引き上げ実施を1年後に控え、身を引き締めているところです。
安心・安全へのモノ作りを理念とする事業を指針とし、「優秀製品コンクール」事業への出品には個性ある商品開発を奨励し、組合員にはジャパンブランドを一層高めるようを呼びかけています。
個性ある商品、世界基準に沿う品質へのこだわりなど、引き続き取り組んでいきます。活力ある業界を目指し、力を注いでいきます。(吉川国工業所社長)
【万歳三唱】
市川典男・全国魔法瓶工業組合理事長
寒暖の差が際立った正月休暇の天候のように、経済状況も部分ごとに同じような状況が見受けられます。
そうしたなか、多くの人をホットさせたは日本代表のラグビーチームでした。五郎丸選手のキック前のルーティンポーズはゴールを確実にするための身体も使ったイメージ手法です。
彼ばかりでなく、チーム全員もそれぞれに勝利を確信するイメージを持って試合に臨んだことが勝利へと導いたのです。
ビジネスの中でも、成功勝利へのイメージを持って取り組むことでいい一年を過ごせると考えています。(象印マホービン社長)