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2014年07月04日

象印マホービン・市川社長、魔法瓶組合理事長に

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​今年度はJIS改正事業に取り組むなどを決めた
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全国魔法瓶工業組合は5月29日、大阪市内のホテルモントレ大阪で第61回通常総会を開き、任期満了による役員改選では理事長に市川典男・象印マホービン社長を選んだ。

今年度の主な事業にはJIS改正事業をはじめ、アウトサイダー・輸入品の試買テストや安全性確保のための指導などを決めた。

【事業報告】
ガラス製まほうびんは原材料価格のアップもあり、単価は上がったものの、輸出は円安の成果が発揮されないまま低調に、また、国内も市況が低迷し、総出荷量は過去最少の結果に終わった。年明け以降は昨年対比をクリアし、回復の兆しが見えている。

ステンレス製まほうびんは、輸出が若干ダウンしたが、国内は前年を上回る猛暑に加えてマイボトルやエコブームが定着し、また、新ジャンルのフードジャーの爆発的な伸びなどによって総出荷量は大幅に増加した。

2014年4月の消費税率アップへの対応では13年末、当組合として表示カルテル(消費税についての表示の決定にかかわる共同行為)を結成し、ガラス製まほうびんとステンレス製まほうびんについて公正取引委員会に届出し受理された。

今年度は組合としてJIS、ならびに自主基準の改正にも着手している。

【製品動向】
▽ガラス製まほうびん…329・2万本(前年度比 82%)
▽ステンレス製まほうびん…1869・9万本(同 121%)
・携帯用…1519・1万本(同 115%)
・卓上用…102・0万本(同 98%)
・弁当用…248・7万本(同 210%)
(フードジャーが当年度、計上されている)

【今年度主な事業計画】
1) 日本規格協会と共同でJIS改正事業
2) アウトサイダー、輸入品の試買テスト
3) 組合ホームページの拡充
4) まほうびんの安全性の確保に関する指導・SVマークの周知徹底
5) 日本文化用品安全試験所への業務依頼
6) 家庭日用品品質表示に関する指導など