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2019年06月06日

日本プラスチック日用品工業組合 46回通常総会開く

日本プラスチック日用品工業組合(岩﨑能久理事長)は2019年6月4日、東京都内の上野精養軒で、「第46回通常総会」を開き、組合員数80社のうち、73人(うち委任状38人)が出席した。

総会の後、合成樹脂専門商社の双日プラネット(東京都千代田区)の関係者を講師に招き、講演会を行った。テーマは「海洋プラスチック問題とCO2削減、バイオプラスチックの動向」。

プラスチックと環境問題について、地球規模で懸念されていることから、原料メーカーの現況を知ろうとする組合員らで会場を埋め尽くし、関心の高さをうかがわせた。

 

総会の最後、今年度の組合行動方針を岩﨑理事長が発表した。
令和元年度 組合行動方針
当組合における環境問題について、プラスチック素材のメリット及びデメリットを訴求評価し、消費者の皆様により一層の理解を賜れるような新規性や独創性を兼ね合わせた新製品開発を実践し、ライフスタイルの利便性向上、グローバル市場への対応を推進していくことを目指します。

 

 


岩﨑理事長あいさつ
最近のマスコミの報道を見ていると、プラスチックが悪者のように扱われているが、私は決してそうではなく、一大素材の代表格のひとつだという信念を持っています。

今年度はプラスチックの良さ、将来性に言及した取り組みができればと思っています。

今、地球規模でサスティナビリティの話がよく出るが、これにも十分対応できる素材のひとつであり、また歴史的にみても、プラスチックが出てきてまだ六十有余年であります。【温故知新】として広がる一方で、【日進月歩】を止まることなく行われている素材でもあります。その有用性はナンバーワンだと思っています。

こういう素材を基礎に、皆様の叡智、知恵、工夫をいただきながら、世の中に素晴らしい、時代にマッチした製品が生み出されていくことを強く願っています。