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2017年06月23日

全国魔法瓶工業組合が総会

全国魔法瓶工業組合(市川典夫理事長)は2017年5月30日、大阪市内のホテルモントレ大阪で第64回通常総会を開き、組合員13人と来賓4人の合計17人が出席した。

事業報告の中で業界の概要として、昨年の日本経済は、積極的な経済政策や金融政策を背景としたアベノミクス効果により、景気はゆるやかな回復基調にあるといわれていたが、株価が乱高下し、新興国経済の減速、またトランプ旋風による急激な円安と円高の変化、環太平洋経済連携協定(TPP)のアメリカ不参加、保護貿易主義台頭の兆し等、懸念材料と不安定要素が多く、大変かじ取りの難しい不確実性の時代になったと言える。更に安値に収まっていたガソリンも、電気代や原材料とともに値上げ傾向、また人員不足等が我々の企業活動を圧迫してきており、今年度に関しても、取り巻く経営環境は余談を許さない状況が続くことが予想される。このような情勢の中、ガラス製まほうびんの輸出については、昨年度、数量前年比で13%増、金額前年比は15%増と2桁アップとなり、長期低落傾向に歯止めがかかった。

国内は、数量前年比こそ3%減となったが、単価アップもあり、金額は1%増と昨年を上まわった。全体の総出荷量は数量9%増、金額10%増と、ともに伸ばすことが出来た。

一方ステンレス製まほうびんは、輸出は数量前年比19%増、金額でも15%アップとなった。国内は、ここ数年度続いていた訪日外国人のインバウンド消費の一段落もあり、数量は15%減(121万本ダウン)となったが、出荷単価のアップも奏功し、金額は4%増(16億円アップ)となった。

一時期、流通および国内消費者に迷惑をかけしていた在庫状況も改善されてきており、支持をいただいているお客様、関係各社の支援に感謝をさせていただくと同時に、さらなる安定供給体制の充実に努めさせていただきたいと思います。

今年は、全国魔法瓶工業組合として経済産業省ほか関係方面の協力を得て、昨年全面改正して公示されたJIS規格に、懸案であったお弁当まほうびんの追加を、エントリーする予定。

家庭用品品質表示法の改正も視野に入れた長期間、取り組みの端緒の年となる。

今後も組合員一同、時代の変化に対応しながらお客様の信頼を守り、更なる品質・性能の向上を果たし、安全・安心な商品を提供していくとしている。

【製品の動向】
▽ガラス製まほうびん…327.3万本(前年度比104%)
▽ステンレス製まほうびん…2263万本(前年度比95%)
・携帯用…1917本(同97%)
・卓上用…88.7万本(同91%)
・弁当用…256.8万本(同86%)
【今年度の事業計画】
①JIS S2006-2016の普及支援と改正(お弁当まほうびん追加)のエントリー
②メイド・イン・ジャパン中瓶の訴求(新マットのアピール)
③全国魔法瓶工業組合のホームページの拡充
④家庭日用品品質表示法の改正参画支援とその指導
⑤まほうびんの安全性の確保に関する指導・SVマークの周知徹底(一般財団法人)日本文化用品安全試験場への業務依頼
⑥国、地方公共団体、その他関連機関よりの通達の連絡
⑦国、地方公共団体、消費者及びその構成する団体より寄せられた課題の迅速且つ公平な処置並びに対策(苦情を含む)
⑧組合員相互の連絡、親睦並びに融和を推進するための事業
⑨統計資料の収集及びその提供
⑩その他組合員の公正な利益を代表する事業