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2014年03月24日

売上高 スーパーと百貨店 2014年2月度

スーパー、百貨店の4団体の2014年2月度の売上高がまとまった。記録的な大雪などによる影響はあったものの、4月実施の消費税率アップによる駆け込み需要が現れた。
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【日本チェーンストア協会、59社・9174店舗】
食料品は、相場高の影響もあり農産品、畜産品が好調だったほか、住関品では医薬・化粧品、家具・インテリア、家電などが好調だったこともあり、衣料品は苦戦したものの、総販売額の前年同月比(店舗調整後)は、3カ月ぶりのプラスとなった。

(住関品内訳)
・日用雑貨品はペーパー類、大人用おむつ、旅行用カバンなどが好調だったが、調理器物などの台所用品、文具は不調だった。
・医薬・化粧品は、カイロ、風邪薬が好調。カウンセリング化粧品、ボディケア、住居用洗剤や液体洗濯用洗剤が好調だったが、芳香剤、フェイスケア、フェイスメイク、ヘアケア、マスクなどは不調だった。

・家具・インテリアは、収納ケース、TV台、ソファ、マットレス、カーテンが好調だったが、カーペット、寝具寝装品などが不調に終わった。
・家電製品は、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、調理家電、テレビ、レコーダーは好調だったが、デジタルカメラ・プリンターなどは不調だった。
・その他商品は、ペットフード等のペット用品、電動アシスト自転車、軽快車、スポーツシューズなどが好調だったが、スポーツウエア、スポーツバッグは不調だった。

【スーパーマーケット3協会、306社・7287店舗】
非食品は駆け込み需要の恩恵があった。品目によってはドラッグストアとの価格競合が生じている。

【日本スーパーマーケット協会、60社・4468店舗】
・上旬〜中旬にかけて気温が低く推移したため、鍋商材の動きが良かった。また、マスクやカイロの動向も良く、全体では既存店前年比5カ月連続、食品既存店前年比9カ月連続で超過した。

・大雪の影響で、降雪日前後の売上が大きく伸びた。
・消費税増税をにらみ、衣料用洗剤、紙製品、おむつなどの日用雑貨や飲料、米、菓子など比
較的保存可能な商品の動きが良く、駆け込み需要の影響があった。

【日本百貨店協会、85社・242店舗】
昨年末からの増勢を継続し4カ月連続のプラス。中旬以降、プラス基調を回復し、消費税率引き上げ前の駆け込み需要や、各店の催事展開などを背景に、1月の伸び率(プラス2.9%)を上回る水準で推移した。

ラグジュアリーブランド(身の回り品、プラス5.9%)、高級時計・宝飾品(美術・宝飾・貴金属、プラス24.5%)などの高額商材は依然活況。