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2014年03月16日

UTAGE de KOKESHI(宴・ド・こけし) 国際芸術伝統工芸協会

漆 × こけし × ヴェネツィアンガラス ~UTAGÉ de KOKESHI(宴・ド・こけし)が3月16日まで、東京都内の代官山ヒルSAIDOテラスで開催。「食器であるなら、料理があり、食事をしなければ、その良さはわからない」という趣旨の展示会。漆器とこけし、ヴェネツィアンガラスが一体となり、新たな需要を生み出そうという試み。

東北から早咲きの桜も送られた。早めのお花見気分を味わい、パリ開催と同様に京都・宇治100%の「舞妓のお茶」の玉露なども楽しめる。

漆 × こけし × ヴェネツィアンガラス  UTAGÉ de KOKESHI(宴・ド・こけし)
Parisでの展示

フランス政府認定NPO団体の仏日芸術伝統工芸協会(Association des Arts et Métiers Franco-Japonais, パリ)が2011年から、フランスのテーブルコーディネートと漆器の組み合わせ。

2013年度から、日本に進出。一般社団法人国際芸術伝統工芸協会として、東北地方の被災地の伝統的工芸品をフランス(およびヨーロッパ)と日本で展開し、ヨーロッパの生活にあった新しいアイテムを作り出しています。

使い手であるヨーロッパ人の視点にたったコンセプトのもと、日本の伝統工芸関係者らと共同でアドバイスを行っています。ナイフとフォークが手放せないヨーロッパ人のために、金属のナイフとフォークが使える西洋漆器平皿を創りだしたのも、その一環です。


ヴェネツィアンガラスのティーポット。こけしとのマリアージュヴェネツィアンガラスのティーポット。こけしとのマリアージュ

2013年度は、経産省の伝統的工芸品産業復興対策支援補助金採択プロジェクトとして取り組んでおり、浄法寺漆が多く使われている中尊寺金色堂がマルコ・ポーロの「黄金の国ジパング」のモデルであったこと。ヨーロッパでヴェネツィアンガラスを所有することが社会的ステータスであったほど広く繁栄していたことから、「黄金の国ジパング」モデルとして、漆 × こけし × ヴェネツィアンガラスを掛け合わせた、今までにないティーポットなどを開発しました。
蒔絵は、ヨーロッパにもある食材をモチーフに。

こけし・蒔絵・南部箔それぞれな蓋

 

「食器であるのならば、そこに料理があり、食事をしてみなくては良さがわからない」、というモットーのもと、展示会では「器」体験として、必ず食事会を開催してきています。

こけしの蒔絵平皿

南部箔の伝統的モチーフを磁器のお皿にアレンジ

会場ではプロジェクト「黄金の国ジパングの宴・ド・こけし」のミニブック(日英仏3言語)の予約も受け付けてます。

代官山ヒルサイドテラスのイベント情報・お知らせ http://www.hillsideterrace.com/art/140314.htmlFBのイベントページ https://www.facebook.com/events/1479001798988456/

黄金の国ジパングの宴 http://utage-pays-dor.com/(近日オープン)

問い合わせ
一般社団法人国際芸術伝統工芸協会
metiersdart.int@gmail.com
TEL 03 5532 7317