2020年10月30日
ドラッグストア 2020年９月 ８.２％減
2019年「消費税」の影響
経済産業省がまとめた2020年9月のドラッグストアの（速報値）販売額は前年の同じ月に比べて8･2％減と統計以来始めての減少となった。2019年10月の消費税率アップ前の駆け込み需要をカバーできなかったためだ。店舗数は前月比56店舗増えて1万6786店舗。
部門別の販売額は３月以来、コロナ禍の影響の明暗がくっきり表れたままだ。消費税率改訂の特需による上昇分を上回らなかったのは「家庭用品・日用消耗品・ペット用品」10･4％減、引き続き新型コロナウイルスの影響を受けている「トイレタリー」15・9％減、化粧品など５部門。
地域別でも「東北」を除き、沖縄を含めて８地域が前年の同じ月に比べて減少した。
「関東」が8･3％減の2539億円（7155店舗）。「中部」6･0％減736億円（2174店舗）。「近畿」は15・9％減の736億円（2518店舗）。
「沖縄」は2月以来7カ月連続前年同月比を割っている。
【ドラッグストアの商品分類】
▽家庭用品＝バス・トイレ・キッチン用品、ファブリック、なべ、かま、キッチン用刃物、食器、卓上用品、清掃用品、包装用品、保安防災、避難用具等。
▽日用消耗品＝住まいの洗剤、防虫剤、トイレットペーパー、芳香剤、食器洗剤、ティッシュペーパー等。
▽ペット用品＝ペットフード、ペット用装飾品、ペット用医薬品、ペット用シャンプー、ペット用シーツ等。
